2008年3月14日 15時38分更新
青森県内で働く医師を確保するため、弘前大学の医学部医学科は、県内を中心とする地域の受験生を対象に、地域医療への意欲や医師としての適正などを重視して合格を決めるいわゆる「AO入試」を来年度入試から導入することになりました。
これは14日弘前大学の須藤新一副学長が記者会見して明らかにしました。
それによりますと、弘前大学の医学部医学科は、受験生の地域医療への意欲や医師としての適正などを重視して合格を決める「AO入試」を来年度入試から導入します。募集定員は医学部全体の半分近い40人です。
受験資格は県内のほか、県周辺の自治体の高校を卒業し、大学医学部や県内の病院で勤務することを「確約」をすることが条件です。
試験は講義の理解度を見る筆記試験や、面接などが行われます。
また、AO入試の導入に伴って全国から募集する「推薦入試」は廃止されることになりました。
弘前大学の須藤副学長は「AO入試を導入することで地域医療に意欲があり患者にきちんと対応できる人材を選抜し育てていきたい」と話していました。