 | 運慶作の仏像 NYで競売へ 大日如来像は全体に金ぱくが施された高さ66センチの座像で、胸の前に結んだ指や耳などはほとんど破損がなく、これほど完ぺきな形で残されているものは珍しいということです。競売会社によりますと、仏像は日本人の個人コレクターが所有していたもので、専門家に鑑定を依頼したところ、運慶の特徴とされる木札や水晶でできた五重塔などが胎内に確認されたことなどから、運慶のものの可能性が高いと確認されました。仏像は日本時間の19日未明、ニューヨークでオークションにかけられる予定で、競売会社の担当者は「これだけの作品がすばらしい状態で保存されていたことは、奇跡としか言いようがない。オークションにかけられる仏像としては史上最高の品質で、買値は4億円くらいまでいくかもしれない」と話していました。この仏像をめぐっては、貴重な文化財の流出を防ぐために対策をとってほしいという要望書が、1万2000人以上の署名とともに文部科学省に提出されていますが、文部科学省では「気持ちは大切にしたいが国宝や重要文化財でないかぎり、個人の財産権にかかわることだ。オークションに参加するかしないかは明言できないが、情報は集めている」と話しています。   | 3月14日 11時49分 |
|  |  | 運慶作の仏像 NYで競売へ 3月14日 11時49分
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