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【社会】

参考人招致なしで都議会紛糾 新銀行追加出資めぐり

2008年3月13日 21時07分

 東京都が設立し、多額の赤字を抱える新銀行東京への400億円追加出資案を審議する都議会の予算特別委員会は13日、野党が旧経営陣の参考人招致や銀行資料の提出などを求めたが、自民が反対し紛糾。午後1時予定の開会は夜にずれ込み、審議は14日未明まで続く事態となった。

 出資案は11日から予特委で本格審議入りしたが、民主、共産は「十分な審議が必要」と主張。共産は仁司泰正元代表執行役の参考人招致を、民主は審議時間の延長や旧経営陣の責任を明記した調査報告書全文の提出などを求めた。調整の末、いずれも認められなかった。都は、報告書全文は今後、訴訟にも使われるなどとし公表しないとした。

 予特委は13日の一般質問後、いったん休会。25日に総括質疑、26日に討論・採決の予定。

(共同)
 

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