2008年3月12日

昨日は休日。そして気温の冷え込んだナイターの今夜、
出番はありませんでした。連日こんなにゆっくり休ませてもらって
いいんやろうか？いい。
今年は今までで一番、身体の楽なキャンプです。

試合終了後、ジミー（ロリンズ・内野手）が真剣な顔でやってきました。
「ソウ、明日もナイトゲームだ」
「そうやね」
「つまり、今夜は今からゆっくりできる」
「・・・うん」
「家に帰って何するんだ」
「何で？今から飲みに行こうってこと？」
「飲みに！？ハハ、まさか！時間のあるときは
ボーリングに決まってるだろう！！！」

決まってるんか！？

ジミーとミルト（トンプソン・打撃コーチ）は大のボーリング好き。
ジミーはボーリングを通して、チャリティーなどを行っており、
時間の許す限り、せっせとボーリング場に
通っているのだそうです。

カージナルスの頃、カープ（クリス・カーペンター・投手）の誕生日に、
夜のボーリング場を借り切って、パーティーをしたことがあります。
翌日先発するピッチャーまで利き手で投げていて、それはもう、
びっくりしました。日本の野球選手には、考えられないシーズン中の
ボーリング。投手など、肩に気を遣って、自分の子供を抱っこしない
人もいるほどなのに。一方のアメリカ人は、ぜんぜん気にしません。

今でこそ日本でも、シーズン中ゴルフをする選手が増えました。
いずれはアメリカのように、ボーリング場で見かける日が来るかもしれません。

去年のナ・リーグＭＶＰの名ショートが、どんなボーリングを魅せるのか、
実は興味津々。だからシーズンに入ったら、僕も一度は
参加してみるつもりです。
時間がある時はボーリングに決まってる、らしいですしね。

フロリダ州クリアウオーターにて　田口壮　

2008年3月11日

休日のためお休み

フロリダ州クリアウオーターにて　田口壮　

2008年3月10日

「ＤＨ」というと、打てる人！という感じです。
「Ｄ（ダイダの）Ｈ（ヒト）」ではありませんので念のため。
デザイネーテッド・ヒッター。打つためにご指名された選手です。

日本では、パ・リーグがＤＨ制を使っているように、
アメリカではア・リーグがＤＨ制を敷き、投手はバッターボックスに入りません。
だから、今日のようにナ・リーグ同士の試合では、ＤＨ制がないため、
投手はバッターボックスに立つはずなのですが、まだ春のキャンプということで、
なるべく多くの野手に打たせたいし、投手は投げることに専念させたいので、
ＤＨ制を使っているのです。

ということで、本日初めて、ＤＨで登場しました。といっても、
ＤＨの選手のところで代打に出ただけ。まさに「ダイダのヒト」。
しかし、なんとなくかっこいい気がしていたら、
「ソウサーン、ＤＨ、ＤＨネーッ！」と、背後からチャーリー（監督）の
からかう声が。やはりＤＨはかっこいいのです。

ところで結果は、ヒット・バイ・ピッチ・・・デッドボールでした。
「やっぱりやつらは俺を恐れてたぜ！なんてったってＤＨだからなー！わっはっはっは」と
ベンチに戻った時に豪語すると、チャーリーが律儀にウケてくれました。
単に、ユニフォームをかすっただけのラッキー・デッドボール。それでも、
「大丈夫か！？アイス持ってこようか？何かできることはないか？」と
トレーナーが走り寄ってきてくれます。
ううう・・・うれしい。近年、何があっても「お前は丈夫」と捨て置かれた僕には、
涙が出るほど嬉しい気遣いです。

いいチームに来ました。自分がいつになく伸び伸びしているのを、
毎日新鮮に感じています。

フロリダ州クリアウオーターにて　田口壮　

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