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「さ」入れ言葉は、日本語に混乱をもたらす悪いタイプの乱れである
(
さ入れ言葉とは
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解散宣言・「正しい日本語を守る会」
「さ」入れ言葉は、日本語に混乱をもたらす
悪いタイプの乱れである
1996-1997...
「ら」抜き言葉はしばしば話題にあがるが、「さ」入れ言葉というのはご存じだろうか? 不要なところに「さ」を入れてしまうのである。これは使役を表す「せる・させる」という助動詞で、「れる・られる」と同じように五段活用・サ行変格活用の動詞に対しては「せる」を使うべきなのだ。
従って、以下の用法は誤りで、直さなくてはならない。
「やらさせていただきます」→「やらせていただきます」
「行かさせていただきます」→「行かせていただきます」
このような言葉をワープロで打って「変換してくれない!」と怒ったところで、仕方がないのだ。
それでは、このような言葉遣いは文法的に間違っているだけで、時代の流れと共に変わってゆくのを放っておいていいのだろうか? そうではない。この間違いは、「ら」抜き言葉のときとは違って、直すべき誤りなのだ。
例えば、課長であるあなたが部長に「君の部下にやってもらえないだろうか」と聞かれたとき、あなたは何と言うべきだろうか? あなたは自分自身でやるのでなく、あなたの部下に「やらす」のである。つまり、部長から見れば課長であるあなたに「やらせる」のではなく、あなたに命じて「やらさせる」ことになる。だから、あなたは「やらせていただきます」ではなく「やらさせていただきます」と答えるべきだ。
分かりにくい説明だったかも知れないが、「やらさせる」というのは「す・さす」という使役動詞が間に入って
「やる」+「さ(使役動詞「す」の未然形)」+「せる(使役動詞「せる」)」
という、二重使役動詞と解されるのが正しい文法なのだ。
「さ」入れ言葉を容認していると、より区別が付けにくい方向へ言葉が流れてしまい、また二重使役を言い表すことが難しくなってしまう。こういう変化こそ、日本語の「悪い変化」であると言えるし、「乱れ」ということができるとといえよう。
【免責】このページは、筆者の考えで構成されているものに過ぎません。筆者は国語の専門家ではないこと、記述の正当性は何ら検証されていないこと、記述を参考にしたり転用したりした結果について責任を持てないことをお断りしておきます。
射抜き
さんのコメント:
「い」抜き言葉も追求するべし!
No.40
げげげのきたろい
さんのコメント:
宿題のおかずありがと
No.39
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