▽事業継続を評価
山陽小野田市は、四月一日から小野田市民病院(同市東高泊)に統合する山陽市民病院(同市厚狭)の跡地と建物を、公募に応じた同市内の医療法人「健仁会」(村上紘一理事長)に売却する。有床診療所や介護予防デイサービスなどの複合的機能を持つ施設になる。
健仁会によると、施設は仮称「山陽小野田市民クリニック」。老朽化が進む山陽市民病院の建物を全面改修する。地元の要望が高い内科系の有床診療所(十九床)や、高齢者向けのデイサービス、リハビリなどの機能を持たせる。「地域の健康不安を解消する施設にしたい」としている。
公募には三者が応募。市病院局は、選定の理由について「事業の継続性が高い点などを評価した」と説明している。新年度中に健仁会と正式な契約を結び、売却額や開所の時期などを詰める。(桑田勇樹)
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