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四国こんぴら歌舞伎大芝居:若手らで「暫」など上演 海老蔵、襲名以来の権五郎役

 第24回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が4月、香川県琴平町の金丸座で公演される。市川海老蔵を中心とした若手の清新な顔合わせで「暫(しばらく)」「夏祭浪花鑑(かがみ)」などを上演する。

 演目は1部(午前11時)が「双蝶々曲輪(ふたつちょうちょうくるわ)日記・角力(すもう)場」(市蔵の長五郎、松也の与五郎と長吉)▽「太刀盗人(たちぬすびと)」(男女蔵(おめぞう)の九郎兵衛、亀寿(かめとし)の万兵衛)▽「暫」(海老蔵の鎌倉権五郎(ごんごろう)、市蔵の清原武衡(たけひら)、男女蔵の成田五郎)。

 2部(午後3時)が「夏祭浪花鑑」(海老蔵の団七とお辰、右之助のお梶、男女蔵の三婦(さぶ)、市蔵の義平次、松也の徳兵衛)▽「供奴(ともやっこ)」(尾上右近)。

 海老蔵が「暫」の権五郎を演じるのは襲名以来。「ぎゅうぎゅう詰めにお客が入って、舞台に役者が並んでいる。そういう錦絵で見た昔の芝居小屋の雰囲気を体感したいと思ったのが、選んだ理由の一つです」

 団七は初役。「挑戦したい魅力的な役でした。父(團十郎(だんじゅうろう))も演じたことがないので、(中村)勘三郎さんに教えていただきます。お辰はプロデューサーに勧められました。女形でセリフをしゃべったことがないので、頑張らないといけません」と話している。

 公演は4月5日から23日まで。入場券は琴平町役場、JTB、JR四国などで発売。問い合わせはこんぴら歌舞伎事務局(0877・75・6714)へ。【小玉祥子】

毎日新聞 2008年3月12日 東京夕刊

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