橋下徹知事の11日の府議会本会議での発言が議事録から削除されることになった。答弁削除は10日に続いて3件目。
中野隆司議員(民主・無所属ネット)が、健康福祉部長への質問で、知事の著書「まっとう勝負」にある「なんで、罪を犯した少年のために莫大な税金をつぎこまなきゃならないんだ」とのくだりを取り上げ「出版物を回収されたらどうか」と指摘した。
健康福祉部長への質問のため、答弁できなかった橋下知事は別の質問に対する答弁の中で「ある著書の一節を引きながら答弁を与えない、質問という形も与えないような、そういう卑怯な大人にはなってもらいたくない」と述べたところ、削除されることになった。橋下知事は議会後「対応は議長に判断を一任した。結論については何も言わない」と語った。
毎日新聞 2008年3月12日