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SL復活に向け改修費も JR九州の08年度設備投資
JR九州は11日、博多駅新駅ビルの建設費や新幹線車両の製造費など計372億円を設備投資に充てることを柱とする平成20年度事業計画を発表した。23年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業と新駅ビル開業に向けて、設備投資額は19年度計画比8・5%増加した。
20年度の売上高(単体)は1585億円、純利益59億円を見込み、19年度計画に比べて減収増益となる見通し。
新幹線の設備投資では、6両タイプを新たに3編成製造するために23億円を計上。また船小屋駅(仮称)に通過列車待ちの施設を設ける費用として10億円を盛り込んだ。20年度から本格的な建設工事が始まる博多駅新駅ビルには79億円を計上した。
在来線では、博多と大分を中心に結ぶ特急ソニックの混雑緩和のために中間車両を増やす費用として9億円を、蒸気機関車(SL)復活に向けて機関車の改修費など3億円をそれぞれ計上。21年春以降に導入予定のICカード型乗車券については、設備の改修費など40億円を盛り込んだ。