社会
姫路の小中学校が「4・3・2年制」に移行
姫路市は十日、小中学校の「六・三年制」を、「四・三・二年制」の小中一貫教育に二〇〇九年度から順次、切り替える方針を明らかにした。中学進学後に学力が低下したり、不登校が増えたりする傾向があることから小中の垣根を取り払う。兵庫県内の公立校では初の取り組みという。(広岡磨璃)
同市が〇六年度に実施した調査では、中学一年生のいじめ・不登校の件数は、小学六年と比べ約三倍近くに急増。文部科学省も「中学に進学後、新しい環境や学習内容につまずき、学習意欲が低下する傾向がある」と指摘する。
同市は、生徒の不安解消へ、小中間の連携を強化。「四・三・二年制」でカリキュラムを編成し、スムーズな移行を図り、小中教諭の相互乗り入れ授業で、指導方法に一貫性を持たせるという。
〇九年度、市中心部にモデル校をつくり、一学級三十人規模で、各学年三学級の計二十七学級とする。校区の枠を外して生徒を募るという。
同市は、PTAや地域の理解を得た学校から順次導入し、市全体に広げる方針だが、小学校の統廃合も併せて行うため、疑問の声も出ている。
文科省によると、昨年十一月現在、構造改革特区などで小中一貫教育を実施する学校・地区は九十七件。特区以外でも東京都三鷹市、和歌山県有田市など、全国で増えているという。
(3/11 08:38)
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