長野放送局

2008年3月13日 12時34分更新

伊那中央病院の医師確保を要望


伊那中央病院に県が派遣している救急医療担当の医師1人が今月末で異動することになり、伊那市の小坂樫男市長などが村井知事に医師の確保を要望しました。

伊那中央病院には救急医療担当の医師が4人いますがこのうち1人は県が派遣していて今月末の人事異動で医師が手薄なほかの病院に異動することになりました。
このため13日病院を運営する伊那中央行政組合の理事長の伊那市の小坂市長らが村井知事のもとを訪れ医師の確保を求める要望書を提出しました。
この中で小坂市長らは「いまの体制でも医師が過酷な勤務を強いられているのに、医師が1人減ればいまの医療はとてももたない」と訴えました。
これに対し村井知事は「いまのところ県が調整できる医師がおらず、どうしようもない状況だ。病院内の医師のやりくりで何とかしのいでもらえないか」と述べ、県にも早急に改善できる対応策はないとして理解を求めました。