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【コラム】 街から姿を消す公衆電話ってこのままなくなっちゃうの?

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公衆電話、あまり使わなくなりましたねぇ。どこにあるか、もはや自分の行動範囲内ですら把握していない人も多いのでは? 昔と比べて、いまってどれぐらい公衆電話が残っているのでしょう? 逓信総合博物館に問い合わせてみると…

「確かに台数は減少の一途をたどっています。10年前には全国に約75万台以上もあった公衆電話ですが、5年前には約58万台、そして現在では約36万台ほどに減少。一方、携帯電話はここ10年で約4000万台から1億台に契約台数を伸ばしています」

とのこと。そ、そんなに減っているとは! スーパーマンも着替える場所が減ると困っちゃいますよね…。

そもそも、公衆電話が日本に初めて登場したのは1900年のこと。最初は新橋駅と上野駅に設置された2台のみだったものの、1950年代前半には電話需要の増大にともない、街角にも数多く登場。最初は技術的な問題で料金が後払い式となっており、無料で通話されてしまうことも多々あったのだとか。

それから料金が先払い式に変わり、さらに市外通話が可能になったり、それまでの10円硬貨に加えて100円玉も使えるようになったりと、徐々に改良を重ね、1975年にはプッシュ式が登場。僕らもなじんできたテレホンカード式の公衆電話は1982年にお目見えしました。

これら機能の変化に合わせて、ボディのカラーも赤、青、黄色にピンク、そして現在よく目にする緑やグレーへと変遷。今の姿に至るまでにも、様々な歴史の積み重ねがあったわけですね。

僕らの生活にいろいろ貢献してくれた公衆電話。このまま、携帯電話に押されて、その存在価値はどんどんなくなっちゃうのでしょうか?

「そんな老兵扱いしてはダメですよ。公衆電話が本領を発揮するのは災害のとき。回線のパンクなどで一般電話が使えなくなっても、“災害時優先電話”である公衆電話は通話が可能。場合によっては無料にもなるため、利用価値は大いにあるのです」とは、防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さん。

ちなみに、「公衆電話を使うとチケットが取りやすい」という噂は、この“災害時優先電話”がねじ曲がって広まったもの。NTTのウェブサイトにも明記されているように、チケット予約で回線が混み合っても、一般電話と公衆電話の優先順に差はないそうです。

ともあれ、雨にも風にも春の花粉にも負けず、僕らの生活を見守っていてくれる公衆電話。彼らはさしずめ“緑のおじさん”といったところかもね。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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