埼玉県の春日部厚生病院で3年前、手術の際に75歳の女性の動脈を誤って傷つけ死亡させたとして、警察は手術を執刀した院長を、13日、書類送検しました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、埼玉県にある春日部厚生病院の東村隆院長(53)です。
東村院長は3年前の7月、小林とくさん(75)の腰椎を固定する手術をした際、十分に注意せずに動脈を傷つけ、出血性ショックで死亡させた疑いが持たれています。院長はミスに気づかず、12時間以上も適切な措置を取らなかったということです。
「本当のことをですね、認めて、謝罪してくれることがですね、やっぱり75年間生きてきた母へのね、人としての尊厳を守ることだと」(小林さんの二男)
病院側は、「民事の裁判が終るまではコメントできない」としています。(13日11:46)