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柏崎刈羽7号機タービン根元に損傷 地震との関係は不明

2008年03月04日20時06分

 東京電力は4日、新潟県中越沖地震を受けて点検中の柏崎刈羽原発7号機で、タービンの羽根の付け根部分に破損が見つかったと発表した。地震の影響か金属疲労などによるものかは不明で、今後、断面を詳しく分析して原因を調べる。

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損傷したタービンの羽根の付け根部分=東京電力提供

 超音波による検査で、低圧タービンの金属製の羽根(動翼)のうち1枚の付け根に異常が見つかった。取り外して調べたところ、羽根(49センチ)を取り付けるためくし状になった部分(長さ11センチ、幅13センチ)で、5本ある歯のうち2本が破断していた。残りの3本が折れていたら、羽根が外れていた危険性もあるという。

 中越沖地震の発生時、7号機は運転中だった。7号機を含む複数のタービンで、羽根どうしがこすれ合ってできた傷が相次いで見つかっている。関連部品が破断するほどの破損が見つかったのは今回が初めてだ。

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