埼玉県熊谷市で17日、乗用車3台が衝突し9人が死傷した事故で、泥酔状態で速度超過の運転をしたとして、埼玉県警熊谷署は27日、危険運転致死傷の疑いで、同市赤城町、元運転手、玉川清容疑者(32)を、飲酒運転を知りながら玉川容疑者に酒を出したとして、道交法違反(酒類提供)の疑いで、同市小泉、飲食店経営、大久保博明容疑者(44)を逮捕した。
玉川容疑者は17日午後7時半ごろ、同市佐谷田の市道で、泥酔状態で時速100キロ以上のスピードを出し、対向の軽乗用車に正面衝突するなど2台に衝突。軽乗用車の夫婦を死亡、6人に重軽傷を負わせた疑い。血液から呼気換算で1リットルあたり1・1ミリグラムのアルコールが検出された。
大久保容疑者は同日午後1〜6時ごろ、経営する飲食店「御食事処 博洋亭」で、飲酒運転を知りながら客の玉川容疑者ら7人にビールや焼酎など約30杯(代金1万5000円)を出した疑い。
玉川容疑者は「ウーロンハイ4〜5杯飲んだところまで覚えているが、運転しているところを覚えていない」と供述。大久保容疑者は「車を運転して帰る玉川容疑者を見送った。昨夏ごろから車で来る玉川容疑者らに酒を出していた」と供述している。
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