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【セレブ妻鑑定人尋問(1)】経済学部志望の被告に「男漁りに行きたいのか」と父「女はスチュワーデス」(9:58〜10:15) (1/3ページ)

2008.3.10 11:29
このニュースのトピックス渋谷バラバラ殺人 セレブ妻公判
歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁

 《三橋歌織被告の第9回公判は、これまでと同様に東京地裁の104号法廷で開かれた。この日は歌織被告の精神鑑定を行った精神科医2人が証言する。証言台が2席並んでおり、2人の証人を証言台に並ばせ、同時に尋問する「対質」(たいしつ)と呼ばれるスタイルで行われるもようだ。検察側の背後には、プロジェクターで映し出すための大きな画面が設置されている。いずれも、裁判員制度を意識した取り組みだ》

 《歌織被告は、今回も髪の毛を肩の下までまっすぐ下ろし、白いタートルネックに白いベストのダウン、白いパンツを身に着けている。予定より2分早い9時58分、河本雅也裁判長が開廷を告げる》

 裁判長「本日は予定通り、両鑑定人の口頭報告を行う」

 《スーツ姿の精神科医2人が、大量の書類を抱えて入廷してきた。前回の公判の最後、裁判長は精神鑑定について、「弁護側が主張していなかった責任能力に関する疑問点が浮かび上がっている」と述べ、責任能力に何らかの疑いがあると鑑定人が判断していることを“予告”している。鑑定人はどこに問題を見出したのだろうか》

 裁判長「両鑑定人の鑑定結果はそれほど相違しないと聞いている。時系列に分けて聞いていく。では木村先生の方からお願いします」

 《まずは裁判長から向かって左にいる、弁護側が請求した「こころのクリニック石神井」の精神科医、木村一優鑑定人が鑑定結果の読み上げを始めた》

 木村鑑定人「まずは生育歴を報告したい。歌織被告の最初の記憶はトイレで父にぶたれているところだった。おそらく幼稚園に上がる前のことで、便座の上で『ごめんなさい』と叫んでいたけどやめようとしなかった」

 《小学生になって以降も、証人として法廷でも証言した父親の暴力が、歌織被告に大きな影響を与えたことを指摘していく》

歌織被告のこれまでの裁判全記録はこちら、■特集「夫バラバラ殺人 セレブ妻公判」はこちら

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歌織被告の鑑定結果を証言台で報告する鑑定医。歌織被告はうつむいて聞いている(イラスト・成冨淳二)=10日午前、東京地裁
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