中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 愛知 > 3月13日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【愛知】

時間外診療の9割は“軽症” 「病院勤務医の負担増大」

2008年3月13日

 県内の病院で夜間などの時間外診療を受けた患者のうち入院したのは全体の一割で、九割は入院の必要のない比較的軽症(傷)な患者との調査結果を県が十二日の健康福祉委員会で明らかにした。

 県医務国保課によると、県内の全三百三十八病院を対象に、昨年三月の一カ月間の救急搬送を含めた時間外の患者の受診状況を調査した。

 その結果、時間外の診療を受けた延べ十万九千六十八人のうち入院に至った患者は約11%の一万千九百七十九人。このほかは入院をせずに、その日のうちに帰宅したという。入院しなかった九割の患者の具体的な症状などは調べていない。

 奥村悠二氏(自民)の質問に、片岡博喜医務国保課長は「患者が病院に集中し、勤務医の負担を増大させている。最寄りの開業医をかかりつけ医にし、できるだけ時間内に診療を受けるように呼び掛けていきたい」と話した。

 

この記事を印刷する