@以前から製作の手順や講座的なものを要望するメールやコメントを多く頂いていたので、一応流れてきなモノを書きます。
日記ログが流れたら削除しちゃうんだぜ!


<製作環境>
photoshopCS3、SAI、intuos3、ストラテジックコマンダー

SAIは線画用。鉛筆で、にじみとノイズ50%。まぁ、厚塗りなんで鉛筆線っぽくする意味はあまりないですが。
塗りはCS3で。7がphotoshop最終版だよ!とそんなふうに思っていた時もありました。レイヤーセットや同時処理、ワープ変形
等々一度使うと戻れない機能がチラホラ。調整レイヤーの「明るさコントラスト」の効果が変わったのは意見が分かれる所ではある。
ストラテジックコマンダーは割りと自分にとっては必須アイテム。MS製でとっくに絶版品である。ストックもあるけど、壊れても
ハンダ付け等、修理して使ってるので長持ち。コントローラー部門復活したし、新作期待したい所だけれど需要ないからなぁ...
噂話ではあるものの、本当に絵を描くのに使ってる人ってのはそんなにいないらしい。20ボタンまでショートカット登録可で
3アプリまで切り替えスイッチで登録出来る。正直何処のボタンに何を登録してるかわからないけれど、触ると勝手に左手が動き出す。
友人達からは、触手っぽいとかキモイとか言われる。あと、20ボタンじゃ足りないので勿論キーボードも使います。


<製作手順>
1・壁紙サイズなので、350dpiの4800×3600pix、RGBでの作業。まずはSAIで下書きからそのまま線画描き起こし。
線画は背景と人物、紅葉に分けて描く。




2・フォトショップに持っていって彩色作業。とりあえず背景を適当な色で塗りつぶし。パーツ毎にわかり易い名前を
つけて、レイヤー毎に色を塗りわける。(肌レイヤー、髪レイヤーといった感じ)




3・わかり易いようにレイヤーセットにそれぞれのパーツを収納。CSになってからはレイヤーセットの中にさらにレイヤーセットを
組み込めるようになったので管理が楽。画像の通り線画と塗りでセットわけたりといった感じ。




4・で、塗りに使ってるブラシ。大体この三つ位しか使わない。調整レイヤーマスクを削るのにボケブラシを使うぐらいなもんです。
上から、デフォルトブラシを少しぼかして、ブラシ間隔を開けてウェットと滑らかさにチェック。筆圧、感圧をいれたもの。基本ブラシ。
次がphotoshopのブラシセットに入ってたギザギザしたブラシ。ブラシの不透明度変えたりしながら質感つけたい時に使う。
一番下は基本ブラシの間隔を狭めたものに、テクスチャを当てたもの。因みにテクスチャは錆の写真を取り込んだもの。
反転、拡大縮小35%、焼きこみカラーモード、深さ100%で使用。painterと違ってテクスチャの繋ぎ目を補完してくれないので
正方形の跡がついて制御しずらい。軽く背景に調子をいれたい時に使う。




5・パーツ毎に塗っていきます。背景から塗った方が光の具合や絵のバランス等を掴みやすくていいですよ!と人にはいうものの
やっぱり顔から塗り始めてしまう。基本的には肌の色に他のパーツも合わせます。(赤系、青系といった具合に)




6・順次塗っていきます。




7・いきなり背景が現れました。スクリーンショット撮れてなかったぉ...。色を塗るときは基本色の上から乗算モードのブラシで濃い
色を作って、それをスポイトで取って色調整して塗るといったメンドクサイ事をしています。色のコントラストをつけたい場合は
オーバーレイモードのブラシで塗ります。




8・紅葉アップ。基本ブラシでグラデーションと影部分を塗り、太い葉脈を描いてからテクスチャブラシでザックリ塗ります。
ここでもオーバーレイモードのブラシで。そして基本ブラシで粗を均します。細かく塗って、大雑把に薄く塗りつぶしたりとかー。




9・大体塗り終わりました。なんか、この段階で終わらせておいても良かった気がします...ま、まぁいいか。



10・紅葉増やしたり襟に模様いれたり。樹にワンサカと生えている紅葉ですが、大きな繁みを二つ三つ程描いた後は、それを(線画、塗)
コピーして結合、それをさらに一杯コピーして貼り付ければOK。ただ、そのまま複製コピーするのは味気ないので、自由変形や
ワープ変形(CS3)等を使って形や大きさ、パースを変形させた後にブラシで塗り直したり色を変えます。




11・仕上げの調整です。ココでレイヤーが一気に増えてファイル容量も増大します。全体的な色調変化はオーバーレイレイヤーや
多い焼きカラーレイヤー、調整レイヤーのカラーバランスレイヤーをカラーモードで良く使います。カラーバランスをカラーモードで
使うのは珍しいらしいですが、自分は結構コントラストをつけてしまいがちな調整な為、通常モードにするとさらにコントラストが
ついてドギツクなってしまうのですよな。まぁ、十分コレでもドギツイですけど...作業中目がチカチカして正しい色かどうかわかんないぉ。




12・そんな訳でさらに調整&紅葉をガっと増やしてみる。11の段階では赤すぎてチカチカし過ぎていたので、カラーバランスで中間色を
シアン方向に持っていき、レイヤーマスクを部分的に削って色調整しました。まぁ結局ドギツイ彩色ではありますがー。
色々と粗が多いというか、ここまで来ちゃうと元画像を修正するのも大変なので、この部分おかしくね?と思ってもスルーしてしまいがちです。
爪が甘いぜ...。最後に結合画像を一番上に作り(ctrl+shift+alt+E)ぼかしたものを10%ぐらいのオーバーレイ、ノイズをかけたものを4%
のオーバーレイ、アンシャープマスクを81%程度適用させたものを通常80%で重ねたりします。あんまり何してるか良く覚えていません...
ま、とりあえず完成。




13・最終レイヤー構造。それと部分的に拡大したのをいくつか。公開サイズを考えればここまで拡大して塗るのは意味なくね?っていう突っ込みは
ナシだぜ。それと、今回の絵の場合は文レイヤーの一番上に塗りつぶしレイヤーを作って、髪のホツレ等を描き加えています。凄く自分にやる気が
ある時等はガッツリ描き直したりもします。しかし悲しいかな、いつもやる気が限りなく0に近いわけでー。
そんな感じで何の役にもたたない処か、途中ハショリ過ぎですが製作手順的なメモ終わり。














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