『ライラの冒険 黄金の羅針盤』小さな巫女



自分ばかり映画を見てると家族の顰蹙をかいそう。なので、たまには家族サービスということで、こちらの作品

大迫力のアクション巨編。映画館で見たい作品、ではありますけれども、ド派手すぎて、自主制作の勉強にはならないかも(汗

小さな巫女の予言

ライラはとっても嘘つきな少女として登場します。
たとえば、おじさんに学校で勉強して留守番しているように言われたあと、友達にこんな嘘を。
「おじさんが冒険に連れてってくれるって。」
しかし、口から出任せの嘘だったはずが、その後すぐ、別の形で成就することに。彼女の予知能力がほのめかされているように感じます。

『黄金の羅針盤』を操り、未来を予知するヒロインは『女司祭(巫女)』のカードでタグづけするのが相応しい気がします。

その嘘ホント?

考えてみると、どんな小さなことであっても、それが実現するまでは、 『嘘』 。
たとえば、ケネディが「60年代のうちに月面に人間を送り込む」と言ったとき、話半分だと思った人も多かったはず。(意思としてはそうであっても、実現可能と思った人は、多数派ではなかったのではないかなぁと思います。)小泉元首相は、大昔から郵政民営化、郵政民営化、って言ってましたけど、それが現実になるとは思いもよりませんでした。

では、私も……
『タロットによるタグ分類を使うと、普通の映像製作に対して26倍能率アップ(当社比)、普通に絵を描くのに対しての、ボブの絵画教室くらい楽々になる!!』
と吹いておくことにします。

『力』強きシロクマ

皆様、予告編でもご存知のとおり、旅の途中でよろい熊(白熊)「イオレク・バーニソン」がライラのお供をすることに。(吹き替えだと緒形拳さん 。)
女性の隣に力強い獣が立つ姿は、タロットの『力』のカードの図柄によく似ています

この作品世界の住人たちはいつもダイモンと呼ばれる分身といっしょ。
ライラ自身のダイモン(分身)はパンタライモン、ネコになったり、イタチになったり、とてもかわいらしいのですけれども、白熊がとなりに立っていると、あたかもライラのダイモンであるかの如くに見えてきます。ひょっとしたら、そういう効果も狙っているのかも。

『運命』を予知する羅針盤

未来を予知する道具アレシオメーター『黄金の羅針盤』。
劇場に見に行くまでは、丸い形や、回転からの連想で『運命の車輪』(Wheel of Fortune)かなーと思っていたのですが……

中に沢山の歯車が見えてますし、文字盤の上を針が回転していくのですが、その様子は、むしろ時計的で線が細いのに加え、予知中はビジョンだけが見えてるから、予想したほどは、回転してるぅ~~グルグルグルって感じではなかったです。

ライラとちがい、私の予想はハズレ、とオチがついたところで、このへんで。

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