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【国際】

人種間の溝深まる結果に 民主党ミシシッピ州予備選

2008年3月12日 19時40分

 【ワシントン12日共同】米大統領選の民主党ミシシッピ州予備選は11日、黒人初の大統領を目指すオバマ上院議員(46)が黒人有権者の9割以上の支持を得て勝利したが、白人票の大半はヒラリー・クリントン上院議員(60)に流れ、民主党支持者の間で人種間の溝が深まっていることをうかがわせる結果になった。

 8年ぶりに共和党からの政権奪還を目指す民主党にとって、2人のどちらが候補になっても亀裂の克服が大きな課題となりそうだ。

 CNNテレビの出口調査によると、黒人の92%がオバマ氏に投票、逆に白人の70%はクリントン氏に票を投じた。

 これまでの予備選でも、ジョージア州でオバマ氏が黒人の88%、クリントン氏が白人の53%の支持を得たほか、ルイジアナ州でも黒人の86%がオバマ氏に、白人の58%がクリントン氏に投票。オバマ氏が黒人層に、クリントン氏が白人層に強い傾向は出ていたが、これほどの「人種分断的傾向」が投票行動に現れたのはミシシッピ州が初めてだ。

 

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