4湯目【島根】出雲湯村温泉 元湯



東郷温泉からは、ノンストップで松江までやって来ました。
松江は約20年ぶりです。当時はなかったお堀の遊覧船を眺めたりしながら、駅周辺をぶらぶらしました。この辺りは、当時とあまり変わってないように思いました。
さて、松江からは、海潮温泉経由で出雲湯村温泉に向かいます。

海潮温泉は、8年程前に訪れているのですが、全く忘れていました。もう少し大きな温泉街だと思っていたのですが、通りに何軒かの旅館が建て並んでいるだけです。
一番奥まった所に、公衆浴場「かじか荘」がありました。外観を見て、入ろうかどうか決めようと思っていましたが、それほど強い欲求もなかったので、写真撮影のみ行ない、出雲湯村温泉に向かいました。

   
 海潮温泉「かじか荘」  出雲湯村温泉「元湯」の内湯


さて、出雲湯村温泉ですが、国道314号線から少し入った所にあります。今回は、立ち寄り湯ができる漆仁湯に入ろうと思います。
清風荘を通り過ぎ、狭い路地を入った所に湯乃上館の管理している立ち寄り湯がありました。路地の突き当たりにある駐車場に車を停め、歩いて少し戻ります。
湯乃上館の前に漆仁湯らしき建物ものがあり、中でおばさんが座っています。漆仁湯をどのように読むか解らなかったので、この辺りで日帰り入浴できる所はありませんかと尋ねた所、けげんな顔をしています。
入浴できる所って聞きなおしますと、ここで入れますよと、丁寧に案内してくれました。

どうも、旧漆仁湯が建て替えられて「元湯」となった様です。木の香りのする綺麗な脱衣場です。内湯は、右手がガラス張りになっていますが、そんなに明るくはありません。
10人程が入られる岩風呂です。正面にある木の浴槽のお湯を掛かり湯にして、ゆっくり浸かります。少し、つるつるとした無色透明の温泉です。
少し熱めでしょうか。5分もすれば、汗が出てきます。

   
 露天風呂  内湯のお湯が流れ込んでいます


次に露天風呂の方に移動しました。こちらは、温めです。前面は塀で目隠しされていますが、下方に窓があり、そこから河原が眺められます。下を見ますと、四角い浴槽が。これが、洗濯用の浴槽でしょうか?確かに、ここは入られる雰囲気ではありません。
30分程、露天風呂で過ごし、上がる事にしました。上がる時に気が付いたのですが、ここにはカランがないんですね。細い竹筒からお湯が小さな木の浴槽に注がれており、身体を洗い流す時は、このお湯を湯桶ですくい洗い流すという事のようです。
このお湯の使われ方には、感心しました。

   
 湯船からお湯が溢れています  河原を眺めながら休憩できます


入浴後は、足湯横のテラスで木津牛乳を戴きながら、河原を眺めて休憩です。受付のおばさんは、常連さんとおしゃべり中ですが、何を話しているのか方言で良く解りません。
なんとなく、名古屋弁に似ているなあと感じながら、聞いていました。

しばらく休んだ後、おばさんにお湯が汲める所を聞いた所、前の道路脇の蛇口で汲めるという事でした。ただし、蛇口を回す物がないので、湯乃上館で貰ってこないといけないとの事です。そうなると、心付けも必要だしややこしいかなと思っていると、少しだけなら中で汲めば良いという事になって、結局中でお湯を戴く事に。
癖のない単純泉で、2リットル用のペットボトル一杯貰いました。

さて、この後は、河原の露天風呂を確認するのみです。おばさんに確認しようと思いましたが、やめときました。(^^;

詳細は以下の通りです。

温泉名:出雲湯村温泉
施設名:湯乃上館 元湯
所在地:島根県大原郡木次町湯村
連絡先:0854−48−0513
交通  :JR山陰本線木次駅から木次町民バス北原行きで20分、湯村温泉バス停下車徒歩すぐ
お風呂:内湯、露天風呂
その他:露天風呂湯船での湯温40.6℃
泉質  :アルカリ性単純泉
泉温 :43.0℃
湧出量:不明
営業時間:10:00〜21:00
入浴料金:300円

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