事件・事故・裁判

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

横浜市立大:医学部長が謝礼受領か 博士学位取得院生から

 横浜市立大(横浜市金沢区)の医学部長(64)が医学博士の学位を取得した大学院生から謝礼として現金を受け取っていた疑いが浮上し、同大は12日、学内のコンプライアンス委員会で調査を開始したと発表した。学部長や大学院生から聞き取りを行い、確認を進めている。

 大学や関係者によると、医学部長は大学院生らに博士論文の指導をし、学位認定後に1人当たり10万~30万円の現金を受け取っていた疑いがある。昨年11月1日にコンプライアンス委員会に内部通報があり、同19日から調査を始めているという。

 医学博士の学位は教授や准教授からなる「主査」1人と「副査」2人が申請者の博士論文と口頭試問で審査する。主査と副査がそれぞれ60点以上(100点満点)と評価すれば、教授ら約40人で構成される教授会代議員会に諮られ、学位の取得が決定する。

 現金を受け取っていた疑いが持たれている医学部長は92年5月から第2外科(現・消化器病態外科学)の教授に就任した。05年から医学部長も務めている。今年2月、学長選に立候補し、落選していた。【鈴木一生、池田知広】

毎日新聞 2008年3月12日 12時27分

事件・事故・裁判 アーカイブ一覧

 


おすすめ情報