“アルカイダと関係なし”
ABCテレビの報道によりますと、アメリカ軍は、イラク戦争開始後に押収した60万点に及ぶフセイン政権の公式文書や、現在、アメリカ軍が拘束している当時の政権幹部の尋問内容の分析に基づいて、フセイン元大統領のテロへの関与についての報告書をまとめました。この中でアメリカ軍は、フセイン元大統領が、中東のテロ組織に多くの支援を行い、国家権力の道具にしていたとしながらも、アルカイダとの間には、関係があったことを示す証拠はなかったと結論づけているということです。アメリカ軍が、フセイン元大統領とアルカイダの間に直接の関係がなかったことを公式に認めるのは、これが初めてになります。アメリカ政府は、イラク戦争を始める直前、フセイン政権がアルカイダと深い関係を持っていると強く示唆していただけに、イラク戦争の正当性をめぐって、あらためて疑問の声が上がることになりそうです。 |
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