女性の意思無視した「強制結婚」が横行するイギリス

新華社ロンドン(イギリス):イギリスのある研究者が先日発表したリポートによると、イギリスでは毎年、少なくとも3000人の若い女性が無理やり結婚させられているという。そしてその被害の多くが、マイノリティーの人々のコミュニティに集中しているという。
イギリスのメディアは次のように報じている。「イギリスの研究者が強制結婚について調査を行うのはこれが初めて。調査は、イギリス内政当局の資金援助の下で行われた。研究者はルートンという地区で行った調査で、同地区にある南アジア系移民コミュニティだけで、少なくとも300人の被害者が警察などに助けを求めていることがわかったとしている」。
リポートは、「この種の事件の発生数は政府公式発表の数字の少なくとも10倍にのぼる」との見方を示している。イギリスでは強制結婚は違法だが、政府はこれについて厳しい取締りを行っていない。イギリスは強制結婚問題を専門に扱う機関を3年前に設立したが、関連事件の年間処理数はわずか300ケース前後にとどまっている。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】