今年に入って、神奈川県を中心に再び麻しん(はしか)が、10歳代、20歳代で大流行しています。昨年、麻しん(はしか)が歴史的な大流行を見せ、多くの大学で休講措置をとったことは、みなさん、記憶に新しいことと思います。
この原因として、現在の20歳代を中心として予防接種率が低く、免疫を獲得していない人が多いことが挙げられます。
また、麻しん(はしか)は、非常に感染力が強く、大きな部屋でも、一人の感染者がいれば、免疫を持たない人には全員に感染可能性があるほどです。
1年間の計画を左右する大切な新学期開始にあたり、以下の点に十分注意をし、登校するようにしてください。なお、学校保健法では、麻しん(はしか)は、発熱後、解熱をした3日後まで、出席停止期間と定めています。
麻疹(はしか)は、一度罹患すれば終生免疫を獲得するとされていますので、既往歴のある方は心配ありません。(ただし、風疹と間違われる方もいらっしゃいますので注意が必要です。)
○ 母子手帳に予防接種歴が記録されていると思いますので、2回の記録がない方は予防接種をお済ませください。
○ 免疫についての正確な情報は、麻疹(はしか)の抗体検査で分かります。行きつけの病院や近くの病院でご相談ください。
この時期、発熱をしたら、まず麻しん(はしか)を疑い、近くの医療機関で診察を受けてください。
その他、ご質問、ご相談等ございましたら、早めに保健管理センターまでご連絡下さい。
問合せ先 駒澤大学保健管理センター
03-3418-9066
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