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生活

小児救急電話、土曜も受付へ 道が来月から体制強化 病院負担減も狙う(03/11 23:39)

 夜間、子供が急病になった時に、ベテラン看護師や医師が保護者からの電話相談に応じる道の「小児救急電話相談事業」が、四月から平日に加え、土曜日にも拡大される。利用者の利便性を高めるとともに、医師不足が続く病院現場の負担を軽減するのが狙いだ。ただ、この事業自体を知らない道民はまだ多く、道は利用を呼びかけている。

 電話相談は、道から委嘱を受けた小児科勤務が長いベテラン看護師が、札幌市内の相談センターで受けている。病状を聞き、家庭での対処法をアドバイスするほか、病院で受診を受ける必要性や緊急性を判断。状況に応じて小児科医に電話を転送し、より高度な助言を受けてもらう。

 これまで受付時間は、月−金曜日の午後七時から十一時だったが、四月以降は土曜日の同時間帯にも相談に応じる。このため委嘱する看護師を、十三人体制から四人増やし十七人にする。

 二〇〇四年十二月の事業スタート以来、昨年十月末までの利用件数は約八千件で一日平均一一・四件。相談内容で多いのは「発熱」「外傷・熱傷」「嘔吐(おうと)」など。症状が軽く看護師だけで対応できるケースが大半で、救急車を呼ぶなど、すぐ病院で受診するよう指導したのは一割強だった。

 小児科は、親の手が空きやすい夜間や休日に救急外来を利用するケースが多く、医師不足に悩む病院が対応に苦慮している。

 北海道小児科医会の富樫武弘会長は「子供の急病時に対処法が分からない親の不安を和らげたり、救急病院の負担を軽減するためにも、電話相談は重要」と訴える。

 ただ、昨年夏に道内で乳幼児がいる保護者約五千六百人にアンケートしたところ、七割が事業を「知らない」と回答。一方、利用者からは平日以外の実施を求める声が強かった。道は「今後も事業の周知や利便性向上に努めたいが、予算に制約があり人員確保も難しく土曜日までが精いっぱい」(医療政策課)としている。

 電話番号は011・232・1599で、プッシュ回線と携帯電話からは「#8000」でもつながる。

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