最新KCTニュース

[2008年3月11日(火)の KCT TVニュースから]

公立高校 きょうから一般入試

岡山県内の公立高校で一般入試が始まりました。
1日目のきょうは全日制と定時制の公立高校59校で学力検査が行われ、1万人あまりの生徒が試験に挑みました。募集定員のうち、すでに自己推薦入試で3分の1の生徒が内定しており、一般入試の募集定員は8214人、平均競争倍率は例年並みの1.25倍となっています。県立倉敷中央高校では普通科96人の一般入試の定員に対し1.25倍の120人、家政科では20人に対し、2.20倍の44人などあわせて258人が受験しました。受験生たちは緊張した面持ちで国語、数学、社会、英語、理科の順で試験に臨んでいました。12日は面接が実施され、合格発表は19日に行われます。

総社商工会議所 清水会頭が租税教室(総社市)

総社商工会議所の清水男会頭が、母校の総社小学校で税金の歴史や役割について授業を行いました。
総社小学校の6年生129人を対象にした租税教室は、次の時代を担う児童たちに、「税のしくみ」についてより身近に学んでもらおうと、総社市租税教育推進協議会が開いたものです。講師には、総社小学校の卒業で、現在、総社商工会議所会頭、倉敷法人会副会長などを務める清水男さんが招かれました。総社市の教育委員でもある清水さんは、まず、学校で勉強するために小学生一人に対してどれくらいの税金が使われているのかを考えてもらいました。小学生一人当たりに使われている税金は、ひと月およそ7万円。小学校から中学、高校までの12年間で一千万円あまりの税金が使われていることになります。このほか授業では、税金で建てられている公共施設や、税金の歴史などの解説もあり、児童たちは、税の意義や役割などを学びとっていました。わずか45分の授業でしたが児童たちは、母校の先輩から、税金の大切さを教わったようです。

定年退職後 地域活動を勧める研修会(倉敷市)

定年退職が始まっている団塊の世代を地域活動に参加するよう勧める研修会が開かれました。
研修会は、備中県民局と備中地域10の民間団体が昨年7月に続いて開いたもので、今回はここ3、4年の間にJFEを退職した33人が対象となりました。研修は退職した人が地域活動に関わっていく為のきっかけづくりや活動案作成のコツなどについてグループ別に話し合って進められました。参加者は地域活動への不安を赤、期待を青いカードに記していきます。打ち解けはじめた参加者からはときどき地域参加への本音もちらつき始めました。ここで挙げられた意見をもとに、参加者は地域活動に大切な5項目をグループ別に作成しました。主催した民間団体によると、地域の活性化に団塊世代のパワーは大きく期待される一方で、これまでに培った経験や知識をどう地域に活かしていくか分からない人も多いそうです。備中県民局では、新年度もこうした声があがれば支援できる企画を開催していきたいとしています。

亀島山地下工場を語りつぐ会 12年ぶり活動再開(倉敷市)

倉敷市水島地区に残る戦争遺跡「亀島山地下工場跡」を保存・公開しようとする市民団体がおよそ12年ぶりに本格的な活動を再開しました。
亀島山地下工場を語りつぐ会の再建総会には、倉敷市や総社市などからおよそ70人が参加しました。会では総社市の立石 憲利さんが代表に就任し、「地下工場跡は、水島の成り立ちを語る上でも重要な財産です」とあいさつしました。県内最大の戦争遺跡ともされる亀島山地下工場は、第二次世界大戦末期、三菱重工業航空機製作所が爆撃を避けるために亀島山に全長およそ2キロに及ぶトンネルを建設したものです。亀島山地下工場を語りつぐ会は、この地下工場跡を中心とする戦争遺跡を歴史・平和教育に役立てようと、1988年2月に結成されましたが、メンバーの入れ替わりなどで1996年ごろから活動を休止していました。危険性の高い地下壕を埋めたり、封鎖するといった国の特殊地下壕対策事業が進められるなか、亀島山の地下工場跡も去年その対象に指定されました。今回の会の再結成は、封鎖ではなく、安全に公開できるような保存・活用を進めようと行われました。会では、今後調査活動や、見学会を開くなどするほか、保存・公開に向けて市へ働きかけるとともに亀島山地下工場跡の文化財登録をめざしています。

玉野市議対象にAED講習会(玉野市)

玉野市で市議会議員を対象にしたAED講習会が初めて開かれました。
AED・自動体外式除細動器は心肺停止状態で倒れた人の胸に電気的な刺激を与え、心肺機能を正常に戻す機器です。玉野市では、市議会議員を対象にしたAED講習会は今回が初めてで、15人の議員が参加しました。玉野市では救急車の到着までにおよそ5分かかるそうで、この5分間に心臓マッサージなどの救命措置をするかどうかで生存率に大きな違いがあるということです。参加した議員は玉野消防署の職員2人から心臓マッサージの方法や、AEDの取り扱い方などについての説明を受けたあと、訓練用AEDの操作を体験し、正確な使用方法を身につけていました。現在、玉野市内には公共施設をはじめ、企業や商業施設などにおよそ30台のAEDが設置されています。

総社青年会議所が献血手伝い(総社市)

総社青年会議所は、地域貢献活動として長年取り組んでいる献血推進運動に協力しました。
社会貢献事業の一つとして総社青年会議所では、年二回、岡山県赤十字血液センターの献血バスに来てもらって、献血活動に協力しています。総社市総合福祉センター前に横付けされた献血バスの中では、一般市民とともに総社青年会議所のメンバーたちも400ml献血に応じていました。この日の献血は、午前と午後、合わせて4時間半に渡って行われましたが協力者は、71人でいつもより少なかったようです。総社青年会議所では、次回の献血を、8月12日(火)の午前10時から予定しており協力を呼びかけています。

総社北地区こどもまつり(総社市)

昔ながらの遊びなどを通して子どもから高齢者までがふれあいを深める子どもまつりが総社北分館で開かれました。
会場となった総社北分館では、子どもたちがシャボン玉や竹とんぼなど、昔ながらの遊びで地域の人たちと交流を深めていました。子どもまつりは、総社市社会福祉協議会などが全市的に取り組んでいましたが、今年度から地域での結びつきをより深めようと地区での開催となりました。総社北地区は、子育てサロンや高齢者のふれあいサロンなど、地域と子どもたちのふれあい活動が盛んに行われています。この日も、会場の一角に設けられた高齢者のふれあいサロンでは、お年寄りが子どもたちの輪投げを見守ったり、ペタンクをして楽しんでいました。また、栄養改善委員の手作りおやつが片岡聡一市長から振舞われるなど、訪れた人たちは、楽しいひと時を過ごしていました。なお、子どもまつりは、来年以降、各地区を巡回する予定です。

(最終更新 03/11-19:15)


戻る