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【社会】

大学生、痴漢でっち上げ 示談金目的か、容疑で逮捕

2008年3月11日 20時47分

 大阪府警阿倍野署は11日、交際中の女(31)と組んで痴漢事件をでっち上げ、会社員男性を警察に引き渡したとして虚偽告訴の疑いで、京都市山科区北花山寺内町、甲南大4年蒔田文幸容疑者(24)を逮捕した。

 女が阿倍野署に「(蒔田容疑者から)痴漢事件を装い、示談金を取ろうと持ち掛けられてやった」と自首して発覚した。同署は女も立件する方針で、余罪も追及する。蒔田容疑者は「弁護士が来ないと話さない」と供述しているという。

 調べでは、蒔田容疑者は2月1日午後8時半ごろ、大阪市営地下鉄御堂筋線に女と乗車。堺市の会社員の男性(58)に近づき、目撃者を装って「尻を触っただろう」とうそをついて天王寺駅で取り押さえ、阿倍野署に引き渡した疑い。女は車内で泣き崩れる演技をしたという。

 男性は否認したが、女が被害届を出し、蒔田容疑者も「痴漢を見た」と証言。このため阿倍野署は府迷惑防止条例違反の現行犯で男性を逮捕した。

(共同)

 

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