野田聖子公式メールマガジン「キャサリン通信」第91号!
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■■■◇ 2008.3.1
■■◇ キャサリン通信 第91号
■◇ 衆議院議員 野田聖子
◇ http://www.noda-seiko.gr.jp
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■◇目次◇■
【1】人口減少社会に向かいあう 第36回
【2】活動報告
【3】「キャサリン&ひめこグラフィティ」
【4】編集後記
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【人口減少社会に向かいあう 第36回】
キャサ通読者の皆さまはよくご存じのことと思いますが、私が当選直後から
手がけた大切な仕事の一つに「児童買春・児童ポルノ禁止法」があります。
国会議員として最初に取り組んだ議員立法という意味でも大切ですが、それ
以上に、この立法および改正作業に関わることが本当の意味で「子どもは宝」
となる社会を作ることにつながる、と私は強く信じているからです。
子どもを商業的に、そして性的に搾取する大人の存在を認めない、大人自身
がそういう社会を許さない−一見、誰もが容易に同意し、すぐにでも実現し
そうなテーマであるにも関わらず、私たちの社会では大人による搾取の被害
者となる子どもの数は増える一方です。しかも被害の実態は悪化の一途を辿
っています。インターネットが広く世界を包み込み、深くは各家庭に入り込
んでいった結果、その負の遺産として、私たちは想像もつかない数の大人を
中心とする人たちが、オンラインで児童ポルノを売買し、ばらまき、子ども
の尊厳を際限なく侵害している現実を直視すべきです。
平成11年の法制定後、この法律は平成16年に一度改正されました。
当時、私は改正項目の中に「児童ポルノの単純所持」を禁ずる一文を入れ
込むべく尽力しましたが、民主党の賛成が得られず実現できませんでした。
施行から3年後の見直しを義務づけている同法は一昨年、再び改正の時期を
迎えました。この問題に当初から深く関わってきた(財)日本ユニセフ協会
やECPAT/ストップ子ども買春の会等の団体は、この時期を逃さずより
よい、あるべき法改正を導こう、応援しようということで、本日3月1日よ
り、「なくそう!子どもポルノ」キャンペーンを展開します。私はそのキャ
ンペーンに心から賛同する議員の一人として、重い責任を担って再度、法改
正に関わっていきたいと思っています。
法改正の目玉は、なんと言っても「単純所持の禁止・処罰」です。もう少し
丁寧に言うと、現行法第7条を改正し、他人への提供を目的としない児童ポル
ノの入手・保有を禁止し処罰の対象とする、ということです。メディア報道等
によると、すでに2月5日の定例記者会見で、所管大臣である鳩山邦夫法務大
臣は、個人が児童ポルノ画像を所持するだけでも処罰する規定を議員立法で新
設するよう与党に要請する考えを明らかにされたとのことです。鳩山法相によ
ると福田康夫総理大臣が同日の閣議前に「児童ポルノの件はきちんとやってく
ださい」と指示されたということであり(平成20年2月5日付産経新聞)、
私たち議員はこれを真正面から受け止めて真摯に議論すべきだと考えます。
先の改正時期には、民主党を中心とする野党の慎重論に配慮して、与党は単純
所持の禁止を規定する案を最終的に外して改正法を成立させました。しかし、
現在、G8加盟国のうち、児童ポルノの単純所持を許容しているのは日本とロ
シアだけになりました。慎重論の拠りどころとなっているのは、児童ポルノの
単純所持を禁ずることがプライバシーや言論の自由の侵害につながりかねない、
という論理です。しかし、この点について、トーマス・シーファー駐日米大使
は新聞投稿で、次のように明言していらっしゃいます。「カナダやフランス、
ドイツ、イタリア、米国、英国は、プライバシーと言論の自由に高い価値を置
くが、権利を侵すことなく、児童ポルノ所有の非合法化は可能だと判断した。
子どもを犠牲にする行為を保護する必要はない」(平成20年1月30日付
読売新聞『論点』)。
同じ投稿文の中で、シーファー大使は、日本の法改正によって、国境をまたぐ
児童買春・児童ポルノ犯罪に対する日本とアメリカの捜査協力の可能性や実効
性を拡大していくことを提案されました。いわく、「日本の捜査当局の有能さ
は全世界で賞賛されているが、日本では児童ポルノの所有が違法ではないため、
児童ポルノ犯罪の操作能力は制限されている」(同上)からです。
「子どもは宝」というフレーズが社会のいろいろな場面で使われ、多くの国民
に意識され始めている反面、私たちはまだ、子どもを標的とした許しがたい犯
罪に甘すぎる現実を厳しく見つめなおし、正しく対応すべきだと思います。
今年11月にはブラジルで、第3回目の「子どもの商業的性的搾取に反対する
世界会議」が開催されます。第1回世界会議(平成12年・スウェーデン開催)
で、わが国は、児童ポルノの一大生産国・輸出国であるばかりか、そうした状
況になんら取り組んでいない「加害国」として非難されました。しかし、その
後、児童買春・児童ポルノ禁止法が成立し、その取り組みと成果は国際的に高
く評価されたと自負しています。
しかし、21世紀に入り、予想をはるかに超えるインターネットや携帯電話の
発展・普及のおかげで児童ポルノ問題を取り巻く環境は激変しています。
私は、日本がICT大国であり、また、日本ならではの素晴らしいコンテンツ
を発信できる国であることに大きな誇りをもっています。
でも、そのソフト・パワーが、子どもまで含めた全ての日本国民を幸せにする
ために、あるいは、全世界の人から慕われる国家となるために、必ずしも有効
活用されていないことを心から残念に思っています。第3回世界会議では、日
本のソフト・パワーが世界の尊敬の的となり、私たちが子どもを愛し、守り抜
く成熟した社会を築くことのできる国民として再び高く評価されるように、私
は一生懸命がんばりたいと思います。
<野田聖子>
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■◇2月後半・活動報告◇■
16日(土)
○岐阜県知事・古田肇氏を育てる会に出席。
○岐阜中部地区特定局長会主催総会後懇親会、後援会会長会議、はすのみ会等
に出席。
17日(日)
○松月堂古流岐阜県支部主催いけばな展に出席後、支援者のご婚礼2席にて
ご挨拶。
○岐阜市軟式野球連盟定時評議員会、地域「早田」&ぎふ早田太鼓の会
交流会等に出席。
○ミニ集会を終えた後、美容院でさっぱりしてから東京へ。
18日(月)
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○党広報本部スタッフと打ち合わせ。
○岐阜市内縫製関係団体の依頼を受けて、厚生労働省職業能力開発局より
「国際研修協力機構(JITCO)」の現状について説明を受ける。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
19日(火)
○党消費者問題調査会に出席。
1、日本女子大学准教授・細川幸一氏より「主要国おける消費者行政について」
2、内閣府より「韓国と日本の消費者行政の比較」
の議題で意見聴取および意見交換。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院本会議に出席。
国税2法(特例公債法および税制改正法)、地方税3法(地方税法、
地方法人特別税法、地方交付税法、地財計画も含む)につきそれぞれ
趣旨説明質疑。
○衆議院財務金融委員会に出席。国政調査承認要求に関する件に続き、
財政及び金融に関する件として、大臣所信表明および所信に対する
質疑を行う。
○総務省総合通信基盤局総務課より「特定電子メール法の改正案」に
ついてレクを受ける。
○環境省自然環境局より「ペットフード安全法案」についてレクを受ける。
○日本テレビ政治部の竹内夫妻やアエラの秋山さん他、親しいマスコミの
仲間と懇談会。
20日(水)
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法等の一部を改正する法律案」両案の趣旨説明の後、質疑。
一旦休憩を挟んだ後、財政及び金融に関する件として、昨日の続き
の所信に対する質疑を行い、終了後再び、前述二法案の質疑に戻る。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
○金融庁企業開示課より「今通常国会提出予定法案」についてレクを受ける。
○額賀財務大臣主催の、衆議院財務金融委員会委員長及び理事との懇談会
に出席。
○トヨタ東京秘書部との懇談会。
21日(木)
○党消費者問題調査会幹部会に出席。
○党消費者問題調査会に出席。
「取引」に関する現行制度の課題について、関係団体よりヒアリングを
行った後に、桐蔭横浜大学法科大学院教授・郷原信郎氏より「悪徳業者
の排除と健全な市場経済について」の講義を受ける。
○無派閥有志の会に出席。
○衆議院本会議に出席。「道路整備費財源特例法」に関する趣旨説明質疑。
○政調デジタル・アーカイブ小委員会スタッフと、取りまとめのための
打ち合わせ。
○山口俊一衆議院議員と郵政関連勉強会について打ち合わせ。
○党女性誌「りぶる」の取材を受ける。
○衆議院財務金融委員会理事懇談会に出席。
○国土交通省都市地域整備局街路課特定都市交通施設整備室と、「名鉄
高架」の件で意見交換。藤沢昭男岐阜市議も同席し、今後は岐阜県に
働きかけていくことを確認。
○井上秀一・NTT顧問、大森政輔・元内閣法制局長、長谷川眞理子・
政策大学院大学教授との懇談会。
22日(金)
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法等の一部を改正する法律案」について質疑。
○環境省リサイクル対策室より「岐阜市の椿洞の不法投棄案件」に
ついてレクを受ける。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○法務省人権擁護局より「人権問題党調査会の会合結果」について
レクを受ける。
○総務省総合通信基盤局より「KVH社の問い合わせ」について
レクを受ける。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
23日(土)
○入院中の支援者の方をお見舞いしたり、事務所で支援者の皆さんと
面談。
○生協消費者問題をめぐる懇談会、岐阜県アマチュアボクシング協会
打合会、21の会等に出席。
24日(日)
○自民党岐阜市連会合に出席後、横山靖夫・前歯科医師会長叙勲祝賀会
に出席。
26日(火)
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法の一部を改正する法律案」について、参考人(中里実・
東京大学法学部教授、中林美恵子・跡見学園大学マネジメント学部
准教授、高木勝・明治大学政治経済学部教授、安藤實・静岡大学教
授)の意見陳述の後、参考人に対する質疑および対政府質疑を行う。
○和装振興議員連盟とNPO法人和装教育国民推進会議ならびに日本きもの
連盟役員の皆さんとの懇談会に出席。国会、行政からの伝統産業文化分野、
ならびに、和装業界への指導や支援計画等を報告した後、学校教育、伝統
文化普及支援事業に関する要望や、小売、流通、生産分野の和装産業・地
場産業の支援事業要望をうかがう。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○「年金制度を抜本的に考える会」に出席。
議員連盟への移行および提言とりまとめについて議論する。
○経営同友会にて時局講演。
27日(水)
○第42回ニューミレニアム研究会を開催。
講師に(株)セールスフォース・ドットコム代表取締役社長の宇陀栄次氏
をお迎えし、「新しいIT(SaaS)の動向と有効性について」の演題で
お話を伺い、意見交換。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法等の一部を改正する法律案」について質疑。
○地域廃棄物適正処理推進議員連盟総会に出席。
○消費者問題調査会に出席。
前回の調査会質疑に関する回答を厚生労働省より聴取した後、
地方消費者行政について、圓山茂夫・明治学院大学法学部准教授、
亀岡のり子・福島県消費生活センター消費生活相談員、生水裕美・
滋賀県野州市消費生活相談員の皆さんから意見聴取。また、総務省
より消費者政策に関する評価の現状を聴取し、意見交換。
28日(木)
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法等の一部を改正する法律案」について質疑。
○日本郵政グループ勉強会に出席。
★今日は終日、日程が大幅に狂い大変でした。
予算関連審議がいよいよ山場を迎えます。
29日(金)
○ひまわりの会会長として(財)日本ユニセフ協会・東郷副会長
と面談し、同協会の支援に対する謝意を伝える。
○自民党どうぶつ議連の会合に出席。
議題は1、ペットフードの安全確保について、
2、学校獣医師について、など。
○党広報本部「広報企画会議」に出席。今後の活動について議論。
○フジテレビ『ボクらの時代』収録のための打ち合わせ。
○本会議での賛成討論のための関係省庁レク。
○衆議院財務金融委員会理事会に出席。
○衆議院財務金融委員会に出席。
「平成二十年度における公債の発行の特例に関する法律案」および
「所得税法等の一部を改正する法律案」について質疑・討論後、採決。
○衆議院本会議に出席。
国税2法(特例公債法および税制改正法)と平成20年度予算3件
(一般会計・特別会計・政府関係機関)、および上がり案件の採決。
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■◇キャサリン&ひめこグラフィティ◇■
キャサリン、ひめこは二匹ともメスですので、当然、生理があります。
先月からキャサリンが、今月はひめこ、と連鎖! 二匹ともいい子に
パンツをはいてくれないので、部屋中をつねに雑巾がけしなくては
ならない日々が続いています・・・。
<野田聖子>
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■◇最近のマイブーム◇■
DVDで『HEROES』を観ました!
しかし、この後が3月中旬発表とのこと。待ち遠しくって・・・。
<野田聖子>
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■◇お知らせ◇■ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
みなさんからのご意見・ご感想をお待ちしております。
○お問い合わせ:g03469@shugiin.go.jp
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■◇編集後記◇■
今回は、いつも編集を担当している堅木さんが諸都合により編集出来ない
ため、私企画担当の鈴木が代わって編集を担当致しました。
初めてということもあり、わからない点など多々ありましたが、こうして
無事皆様にお届けすることが出来て本当に良かったです。
★編集担当★
鈴木麻未:インターンシップ研究会→http://intern-press.jp
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■キャサリン通信
囗発行元:衆議院議員野田聖子事務所
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