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在韓外国人「日本や香港はすごく楽」(1/4)

【特集】外国人が暮らしにくい国・韓国

先月27日、ソウル市竜山区の銀行窓口を訪れ、クレジットカード発行について相談するマリア・チジェフスカさん(27)は韓国に住んで4年目のウクライナ人。窓口担当職員は「正直言って、外国人が来ると言葉もあまり通じないし、発行基準が厳しいので“できません”と追い返してしまう」と語った。/写真=イ・ミョンウォン記者

 韓国は今も閉ざされた国なのだろうか。韓国はこの十数年間、「国際化だけが生き残りの道」として「グローバルコリア」をスローガンに掲げてきた。韓国に住む外国人の数も昨年100万人を突破した。しかし、韓国で生活したことのある外国人たちは「シンガポールや日本に比べると、韓国はまだまだ」と口をそろえる。「韓国ではコミュニケーションはもちろん、道を尋ねたり、クレジットカードを使ったり、インターネットを利用したりといった生活上の基本的なことでも不便なことが多く、外国人に気配りする意識や文化も不十分」だという。本紙取材チームは、韓国に在住する外国人約50人にインタビューを行い、彼らが経験した不便さや、韓国への注文を聞いた。

 ソウルに住むカナダ人英会話講師のジョン・ゼロさん(25)は携帯電話のことでいつも不安を感じている。十分に充電できていても、携帯電話が突然使えなくなり、代理店に駆け込んだことは1回や2回ではない。ゼロさんの携帯電話はあらかじめ支払った金額分だけ使用できる「プリペイド式」だからだ。韓国に住む外国人が便利な後払い式の携帯電話サービスに加入するのは難しい。外国人が料金を支払わずに海外に逃げてしまうことを疑う通信会社の「気遣い」があるからだ。

 プリペイド式携帯電話の不便さに耐えかねた米国人大学院生、ジェフリー・スピエルソンさん(29)は韓国人の友達名義で後払い制の携帯電話を契約、毎月友達に通話料を渡している。スピエルソンさんは「香港と日本に半年ずつ住んだことがあるが、どちらも自分の名義で携帯電話を作るのに何の問題もなかった。どうして韓国では外国人を信じないのだろう」と話す。

リュ・ジョン記者

キム・ヨンジュ記者

ピョン・ヒウォン記者

キム・ギョンウン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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