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シンポジウム:医療の崩壊阻止へ 地域の医師不足などテーマに /山口

 ◇山口市で230人参加

 市民公開講座「医療を崩壊させないために」(県農村医学会主催)が8日、山口市であった。勤務医や開業医、病院長を招いたシンポジウムで、医療関係者や市民約230人が医師不足が深刻化する地域医療を考えた。

 「医療崩壊」の著者で虎の門病院(東京)泌尿器科部長の小松秀樹さんが講演。厚生労働省や自民党が進める医療事故調査制度案について「調査委員会は必要だが、法的責任を追及する機関になると患者と医療提供者の間であつれきが高まる」と警笛を鳴らした。

 また、勤務医、開業医、病院長ら5人が医療を守るための方策を話し合った。「患者数の増加の上、丁寧な説明が求められ勤務時間は確実に長くなっている」と勤務医。病院長は「開業医、行政、住民、病院が協力し合うことが重要。患者の症状、救急性に合わせて病院と開業医の役割分担が求められている」と語った。【島田信幸】

毎日新聞 2008年3月11日

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