Windowsで使えるDelegateは"http:
//www.delegate.org/anonftp/DeleGate/bin/windows/"にあります。
いろいろなバージョンのDelegateがありますが、Delegateの
トップページのthe latest stable version…最新の安定したバージョンを
ダウンロードすることをおすすめします。
まず、Delegateのディレクトリを作りましょう。C:\Program Files\Delegateとし、そこにdg*_*_*.zipを解凍します。
(注 dg*_*_*.zipの*_*_*にはバージョンが入ります。)
以下の内容が生成されます。
C:\Program Files\Delegate |
\doc |
\Manual.htm |
(マニュアル) |
\tutor-en.htm | (初心者向け手引き簡略版〜英語版) | ||
\tutor-jp.htm | (初心者向け手引き簡略版〜日本語版) |
||
\CHANGES | (更新履歴) | ||
\COPYRIGHT | (著作権・再配布について) | ||
\dg*_*_*.exe | (Delegate本体) | ||
\README | (Readme) |
# DOSさえもまともに扱ったことのないわたしは、何を読んでも今ひとつ意味がわかりませんでした。
# ただ、コマンドで立ち上げるらしいことはわかり、一度はこのソフトから手を引こうかとも思いました(自爆)
Delegateを起動するには、3つの方法があります。
1.DOS窓を立ち上げて、Delegateと対話をしながら起動方法を設定していき、起動する方法
2.コマンドラインを入力して起動する方法
3.コマンドラインをファイルとして保存し、バッチで起動する方法
どう考えても、3の方法が簡単だと思われます。
この3の方法によるDelegateの設定と起動方法を、httpのプロキシサーバーを例に簡単な説明をします。
まず、Delegateの本体であるdg*_*_*.exeを、名前を変更してdelegated.exeとします。
こうしておけば、バージョンアップしてそれがどんなdg*_*_*.exeであっても、以降の設定を変更する必要はなくなります。
以下の設定ではキャッシュを使いますので、delegated.exeと同じディレクトリにcacheというフォルダを作ってください。
次に、エディタ(notepadでかまいません)で以下を記述し、delehttp.batファイルとしてdelegated.exeと同じディレクト リに保存します。
==< delehttp.bat>=====================================================================================この下の行から
delegated -P192.168.2.1:8080 ADMIN="hogehoge@geocities.co.jp" RES_NS=***.***.***.*** SERVER=http RELIABLE=".,192.168.2.2" LOGFILE="" PROTOLOG="${LOGDIR}/${PORT}/[date+%d].${PROTO}" EXPIRE=1d CRON="* * * * * -expire" CONNECT=c,d:*:*
=====================================================================================================この上の行まで
このパッチがWeb上で何行に見えるかはお使いのブラウザの仕様、またその設定などで変わってくると思いますが、
必ず1行で記述してください。それぞれのコマンドの区切りは半角の空白です。(これは全角でも問題ないかもしれません。)
で、RES_NS=***.***.***.***の***.***.***.***には、お使いのプロバイダのDNSサーバーのアドレス
RELIABLE="192.168.2.2"にはDelegateを使用するクライアントPCのIPアドレスを記述してください。
このバッチをダブルクリックすれば、DOS窓が開きDelegateのhttpのプロキシサーバーが起動します。
このバッチのショートカットをデスクトップなどに作り、それをダブルクリックしても当然OKです。
また、そのショートカットをスタートアップに作れば、Winの起動時にDelegateのhttpのプロキシサーバーが起動します。
Delegateの終了はいかなる方法を使おうとwin9*上では"Ctrl"と"C"を同時に押して下さい。
その後にDOS窓を閉じて下さい。
後先になりますが、2の方法はWinの"スタートメニュー"の"ファイル名を指定して実行"に、毎回以下の1行を入力して起動します。
====================================================================================================この下の行から
C:\Program Files\Delegate\delegated -P192.168.2.1:8080 ADMIN="hogehoge@geocities.co.jp" RES_NS=***.***.***.*** SERVER=http RELIABLE=".,192.168.2.2" LOGFILE="" PROTOLOG="${LOGDIR}/${PORT}/[date+%d].${PROTO}" EXPIRE=1d CRON="* * * * * -expire" CONNECT=c,d:*:*
=====================================================================================================この上の行まで
1の方法はdelegated.exe(Delegate本体)をダブルクリックで起動すると、毎回コマンドで記述した内容を聞いてきますので、
その都度入力していくようです。(途中までしか試したことがないので、どの程度聞いてくるかは把握してません。)
つまり、3の方法はバッチファイルにコマンドを記述することによって毎回その設定を入力する手間を省いているわけです。
で、当然3の方法を使用していきますが、他のプロキシサーバーも使うのであれば設定が同じになる記述もあるので、
無駄を省くために以下のように分けます。それぞれ、delegated.exe(Delegate本体)と同じディレクトリに置いて下さい。
==< delehttp.bat >======================================この下の行から
delegated +=delegated.sh -P192.168.2.1:8080 +=delehttp.conf
======================================================この上の行まで
==< delegated.sh >======================================この下の行から
ADMIN="hogehoge@geocities.co.jp"
RES_NS=***.***.***.***
======================================================この上の行まで
==< delehttp.conf >======================================この下の行から
SERVER=http
RELIABLE=".,192.168.2.2"
LOGFILE=""
PROTOLOG="${LOGDIR}/${PORT}/[date+%d].${PROTO}"
EXPIRE=1d
CRON="* * * * * -expire"
CONNECT=c,d:*:*
======================================================この上の行まで
見ていただけばわかるように、バッチは1行で記述しますが設定ファイルは改行してあっても問題ありません。
改行しなくても問題ないかどうかは未確認です…でも…この方がわかりやすいでしょう(*^_^*)
設定ファイルは名前も拡張子も制約はないようです。でも、実在する拡張子は使わないほうが無難です。
特記すべき点は、少なくともわたしの環境ではWin9*上で起動するDelegateにはRES_NSパラメータが必要であるということです。
RES_NSパラメータは使用するDNSサーバーを指定します。で、デフォルトではRES_CONFコマンドに依存する。
RES_CONFコマンドのデフォルトはLinuxは"/etc/resolv.confファイル"の記述に依存し、Winはレジストリに依存するということらしのですが、
少なくともわたしの環境では、RedHat Linux8.0の"/etc/resolv.confファイル"にそのような記述がなくても、RES_NSパラメータは必要ありませんでした。
しかし、Win98SEではRES_NSパラメータを記述しないとDelegateは正常に起動しませんでした。
それはなぜか……現状のわたしでは理解できません。Winのレジストリのどこにそのような記述があるかも知りません…
どなたか御教授頂ければ助かります。
さて、不明な点はともかく、Win98SE上のDelegateはこのように設定し、起動させます。
1.Delegateが使うディレクトリを作成する。
2.ディレクトリにdg*_*_*.zipを解凍します。
必要であればキャッシュディレクトリを作成する。
3.バッチファイル(delehttp.bat) ・ 基本設定ファイル(delegated.sh) ・ 設定ファイル(delehttp.conf)を作成する。
で、デスクトップにバッチファイルのショートカットを置くのがおすすめです。
アイコンが味気ないと思う人は、"http://www.delegate.org/anonftp/DeleGate/"の"1078 Mar 27 2000"に"delegate.icoがあります。
で、そのショートカットをダブルクリックすれば、あなただけのDelegateのプロキシサーバーが起動します。終了は"Ctrl"+"C"です。
で、もしDelegateが気に入ったら、Win98SEはやめてRedHatなどのLinuxでDelegateを使用することをお勧めします。
それはクライアントPCでブラウジングしていただければわかります。比べるまでもなく、Linux上のDelegateのプロキシサーバーを
使ったブラウジングの方がブラウザの読みこみも速く、快適です。(*^_^*)