もうひとつの「懲戒請求」: 毛馬 一三

2007/09/15 17:34

 


山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審で被告の元少年(26)の
死刑回避を訴える弁護士への「懲戒処分請求」が論議を呼んでいる。
 

同事件で殺人罪などに問われている被告の元少年は、1、2審で無期懲
役判決を受けたが、最高裁は07年6月に破棄。広島高裁での差し戻し控
訴審で、弁護団は強姦目的や殺意を否認している。<毎日新聞>


弁護団の論拠は、<被告は、自分が中学1年の時に自殺した母への人恋
しさから被害者の主婦に抱きつき甘えようとしたもので、強姦目的では
ない。騒がれたので口をふさごうとしたら誤って窒息死させた。


死後に遺体を犯した行為は、「生」をつぎ込み、死者を復活させる儀式
だった。長女は泣きやまないので首に紐をまいてリボンの代わりに蝶々
結びにしたら、死んでしまった。どちらも殺意はなく、傷害致死罪に当
たる>だといわれている。


これが被告自らの主張か、あるいは弁護団による論旨なのかは判らない。
が、そうだとしても、どうもホラー映画のストーリーみたいで、奇異に
受け取った人も多いだろう。
 

ところが、大阪弁護士会の橋下徹弁護士(38)が、「元少年被告の弁護
団が許せないと思うなら一斉に懲戒請求をかけてもらいたい」とテレビ
出演(5月27日読売テレビ)して発言したことから、事態は急転。


放送後、各地で弁護団への懲戒請求が相次ぎ、その数は4000件を超えた
そうだ。無論被告弁護団の弁護士4人が、このテレビ番組での発言を巡
って損害賠償請求訴訟を起したのは、ご承知の通り。


しかし橋下弁護士は、<「差し戻し審でなぜ大きく主張を変えたのか、
被害者や社会に分かるように説明すべきだ」と述べた上、「刑事弁護は
ここまでやっていいのか、と思えば弁護士会への信用は損なわれる」と
反論した>(読売新聞)という。


ところで事案は全く異にするが、この「要職者に対する懲戒請求」が、
別の舞台で進んでいることが、関係者らの証言で明るみに出た。


実は本欄で、「中古・老朽マンションの明と暗」を掲載している。全国
的に新築マンション市場が昨今冷え込み出したことで、中古・老朽マン
ションの売買に人気が集まり、その結果、大規模修繕でマンション価値
を上げる工事費の全国市場が、今や“9兆円”に上ることを取り上げたも
のだった。


ところが問題なのは、この大規模修繕のために貯めてきた膨大な積立金
を如何に無駄なく、効率的に使うかという最も大事なノウハウや技術専
門知識を、肝腎のマンション管理組合(住民)が持ちえていないことが
最大のネックである。


住民の無知に付け込み、積立金を使い切ろうと企むマンション管理会社
や1級建築士コンサルタント会社が暗躍、住民側とのトラブルが全国的
に蔓延しつつある「暗」の実態を紹介、警鐘を鳴らした。


ところが、なんと大阪市内の830余戸の大型中古マンションで、その「暗」
の実態が現実化していることが明るみに出、1級建築士の「懲戒請求」
にまで発展していることが分かったのだ。


内情は、その団地住民である1級建築士が、管理組合の施設委員という
立場を利用して、自分が所属する伝統と権威のある建築協会組織の仲間
の業者らを、この団地の大規模修繕を委託するコンサル会社に選定する
役割を果たしていた疑いが、関係者らの調べで浮上してきた。


関係者らによると、このコンサル会社は、小規模業者でしかも大型団地
の大規模修繕の実績は無いという。しかも同社は、同団地の積立金12億
円を上回る14億円の工事費をはじき出した上、管理組合と締結した業務
委託契約では、出来高を要求しない中間払い契約を約束させ、修繕設計
完成案を未だに提出していないのに、これ迄に既に661万5000円も受取
っていたそうだ。


幾つもの疑惑を感じた団地住民は、大阪の弁護士を通じて上記著名協会
東京本部の会長宛に、このこの疑惑の真相解明と共に、同1級建築士と
その仲間の倫理規定違反行為に対する「懲戒請求」を申し入れる文書を、
この9月11日提出した。


早い話、社会的に信用度が高い専門要職にある者が、職務権限を乱用し、
遵守すべきモラル規定に反する行為を頻発すれば、被害を蒙るのは無知
な市民であり、この場合は団地住民である。


大阪での1級建築士の疑惑問題は、姉歯耐震偽装事件やアパホテル耐震
偽装問題とは、また異質な要素を孕んだ事態だが、全国的に蔓延りつつ
ある中古大型マンションをターゲットにしたハゲタカ新建築業軍団台頭
の前兆であることには間違いなく、恐らくこれに類するトラブルが、全
国的に発生することは予想に難くないだろう。(了)  07.09.13

 

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“ブログタリアート”団結せよ!: 平井 修一

2007/09/15 17:31

 


「めげず、くさらず、あきらめず」


小生は職場にこの標語を掲げている。2年間の地を這うような営業の中で
得た心構えだ。 


つまり「もうダメだとめげて、これだけの能力しかなくて情況も悪いの
だとくさり、こんな努力を続けても意味がないとあきらめる」という日
々で、20戦で1勝19敗、勝率5%。連戦連敗で惨憺たる有様だった。


しかし、足で稼ぐしかない。オフィスにいたって1歩も前進しない、
「ヘタな鉄砲も数撃ちゃあたる、100に5発はまずあたる」と、ひたすら
首都圏を歩いてまわった。


「めげず、くさらず、あきらめず」と呪文のように唱えながら炎天下を
汗みずくで歩いた。積み重ねていったら600戦、30勝570敗で、どうにか2
年で黒字になった。


共同通信社の現在のボスが就任の挨拶で、「記者は知性と教養で勝負だ」
という趣旨の話をしていたが、小生はびっくりした。知性と教養なんて
初歩であり、大学教授をはじめとする先生がたはそれをたっぷり持って
いるだろうが、それでいい記事が書けるのか。


ぶれない軸足と方向性、場数・経験、そして労を惜しまずに足で記事を
書くというのが「記者の要諦」だ。


記者も営業と同じで、「めげず、くさらず、あきらめず」のフットワー
クと、それで築いたネットワークが大事なのだ。


朝日新聞と民主党連携による倒閣キャンペーンは大成功した。世間に今
吹く風は、普通の国を目指す自主憲法制定派にとってとても厳しい。


若大将が大言壮語したと思ったら、その後はぶれまくって、最期はきり
きり舞いをして自沈してしまい、後継は最大の敵に通じている、タンス
の奥にしまっておいた畳シワのかび臭いスーツのような、「昔の名前で
出ています」という賞味期限切れの老妓になりそうなのだから、それは
がっかりする。


ネットで情報発信する“ネトウヨ”ブロガーのため息が聞こえてくるが、
めげていても前進はしない。ここは一番「めげず、くさらず、あきらめ
ず」で媚中、屈中、戦後レジーム利権屋連中の「北京音頭」「築地踊り」
を叩いていくほかにあるまい。


マスコミの圧倒的多数は北京に顔が向いているのだから“ネトウヨ”が
情報発信するしかない。もはや失うもののない万国の“ブログタリアー
ト”団結せよ!

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額賀福志郎の立場: 渡部亮次郎

2007/09/15 17:29

 


<出馬表明をしていた額賀福志郎財務相(63)=津島派=は14日、福田
氏と会い、出馬断念を伝えた。


額賀氏は所属する津島派の総会で出馬表明していたが、派閥実力者の青
木幹雄前参院議員会長は同日、額賀氏に出馬を思いとどまるよう電話で
説得していた。


(各派は14日の総会などで、福田氏支持になだれを打っている)。


町村派(80人)をはじめ、
古賀派(46人)
山崎派(38人)
伊吹派(25人)
谷垣派(15人)
二階派(15人)


額賀氏が所属する津島派(67人)も参院側の20人が、福田氏を支持する
立場の青木氏に対応を一任した。>9月14日11時48分配信 毎日新聞


又も不出馬に追い込まれた額賀氏。田中角栄氏はともかく竹下登元首相
に死なれてから政治的不幸に見舞われている。私は日米安全保障問題を
通じて知り合い、訪米も2回、一緒にした仲。周囲に細かい気遣いの出来
る、能力豊かな好漢である。捲土重来を期待する。


昭和53年(1978年)2月1日付けで産経新聞を退職し、同年12月、郷里の
茨城県議会議員選挙に行方郡選挙区から当選する。


選挙に先立ち地元の有力代議士であった橋本登美三郎に会い支援を得た。
当選後は、橋本の系列県議として活躍する。


昭和55年(1980年)の第36回衆議院議員総選挙で落選した橋本登美三郎
の後継者をNHKの海老沢勝ニ氏と争ったが、海老沢氏は実家が倒産という
悪条件のため断念。


昭和58年(1983年)第37回衆議院議員総選挙に旧茨城1区から立候補する。
自民党公認は得られなかったが、茨城県連推薦を得て、4位で当選する。
以後、当選8回。


自民党では、田中派―竹下派―小渕派―橋本派に所属、通産政務次官や
衆議院商工委員会筆頭理事、自民党商工部会長代理などを務め、商工族
議員としてキャリアを重ねる。


1997年第2次橋本内閣改造内閣の官房副長官に就任する。1998年に小渕内
閣の防衛庁長官に就任するが、防衛庁調達実施本部背任事件を理由とし
て当時与党が過半数割れであった参議院問責決議案が可決され、11月
に辞任を余儀なくされる。


2000年、第2次森改造内閣で経済企画庁長官に就任し、2001年1月の中央
省庁再編で経済財政政策担当大臣となる。橋本派では、橋本龍太郎、小
渕恵三の次を担うとして、鈴木宗男、藤井孝男とともに名が上がり、派
閥の「プリンス」と言われて将来を嘱望される立場になった。


しかし、KSD事件に絡み、KSDから1500万円の献金を受けていたため、責
任を取り経済財政政策担当大臣を辞任した。2回にわたって引責辞任し
ただけでも異例であり、不運と見られることもあったが、以下のように
程なく復活したところは非凡ともいえる。


2001年の小泉内閣発足後、橋本派は厳しい立場に追い込まれるが、自ら
は2002年に自民党幹事長代理、2003年に自民党政調会長に就任。2005年
の第3次小泉改造内閣において再び防衛庁長官を務めるなど、要職を歴任
していく。


この間鈴木宗男・藤井孝男氏が自民党を離党したこともあり、津島派唯
一の総理総裁候補として麻垣康三に次ぐポジションにあるといわれたが、
久間章生ら幹部の反対にあい、2006年の総裁選立候補は見送ることにな
った。


KSD事件で低下した人気や信頼を回復しきれず、派内の次代リーダー候補
である石破茂の台頭を許したこと、額賀を「将来の総裁候補」に押し上
げた竹下登の死去などが、額賀の相対的な地位低下を招いていると見ら
れる。また、出馬辞退の際のドタバタ劇で政局観のなさを露呈した。


過去2回の防衛庁長官在任中、どちらとも北朝鮮のミサイル発射に遭遇し
ている(1998年・2006年)。


2006年9月26日に発足した安倍内閣では入閣を逃したが、9月28日に津島
派の会長代理に就任。2007年8月27日に発足した安倍改造内閣で財務大臣
に就任、足場の再構築に励むところ、安倍総理の突然の退陣で戦略再検
討を余儀なくされた。


2007年9月12日に安倍首相が辞任を表明したことを受け、翌日、記者の質
問に対し「私は先頭に立つつもりです」と、事実上の総裁選出馬表明を
行なった。


しかし2日後には断念に追い込まれた。参院青木と久間章夫両氏の支持を
取り付けられなかったためである。参考:「ウィキペディア
2007・09・14

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奇想天外の政界劇: 古澤 襄

2007/09/15 17:27

 


政界のフィクサーと言われた辻嘉六氏のお嬢さん(と言っても90歳の高
齢なのだが)のパーテイに私が次女を連れて顔を出したのが半年前のこ
とになる。ホテルオークラの大広間を埋め尽くした政財官界の大物が揃
って並び立った盛況ぶりに驚いた。


車椅子の宮沢喜一氏の最後の姿をみたのもこのパーテイだった。小沢一
郎氏、加藤紘一氏、村山富一氏、野中広務氏、綿貫民輔氏、海部俊樹氏、
藤井裕久氏、石原伸晃氏、塩崎恭久氏ら約千人。岩見隆夫氏の姿もあっ
た。


しばらくしてお嬢さん?から電話があった。「3ヶ月以内に安倍は退陣
するわよ。みていてご覧!」。気になったので、別の筋から、この情報
を確かめた。「早耳だね。後は福田。何とか2年は持たせる。衆院選挙
は、その後」。奇想天外な話なので半信半疑でいた。


もうひとつ奇想天外な話がある。来るべき総選挙の前後に小泉氏が政界
再編成を仕掛ける。民主党を巻き込んでガラガラポン。岡田首相だって
あり得る・・・。


この半信半疑だった政界劇が、今、目の前で繰り広げられている。仕掛
け花火の震源地は旧宏池会と旧経世会。それに清和会が乗った。パーテ
イのメンバーの中に仕掛け人の姿が何人かいる。もちろん同床異夢、そ
れぞれの思惑を描いているのだろう。


森首相から小泉、安倍と清和会の総理・総裁が続いた。そしてまた福田
首相が誕生しようとしている。四代も清和会の首相が続くのは、戦後政
治でも極めて異例なことである。田中支配の長期化が弊害を招いたよう
に、ひとつの派閥の支配が続くと水が淀んでくる。


その先に大きな政界再編成があっても不思議ではない。小泉氏がそれを
睨んでいるのは、十分に考えられる。もっとも裏方に徹するのだろう。


だからポスト安倍で再登板コールを浴びせられても「100%ない」と言い
切ったのだと思う。政策面で水と油のような福田氏を小泉氏が支持した
謎は、このあたりにあるのではないか。


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京大病院米田教授やはり辞任: 石岡 荘十

2007/09/15 17:26

 


脳死肺移植で患者が死亡した手術をきっかけに、心臓手術のメスを事実
上取り上げられていた京都大学病院の米田正始(こめだまさし 52)心
臓血管外科教授が、あす付けで母校京都大学医学部教授を正式に退職す
る。


事の始まりは、昨年(’06年)3月、京大病院で行なわれた脳死肺移植
手術だった。患者は30歳の女性で、手術が肺手術であるため呼吸器外科
を主担当に、麻酔科と心臓血管外科の3科が協力する体制が取られた。


手術は順調に進んだかに見えた。しかし患者は酸素が脳全体にいきわた
らない障害を起こし、手術後も意識を回復することなく、10月24日死亡
した。


この手術をめぐって、病院当局は昨年12月27日、いわば手術の助っ人だ
った心臓血管外科の米田正始(こめだまさし)教授に対してだけ、突然
「手術停止」を宣告し、事実上、教授のメスを取り上げた。呼吸器外科、
麻酔科に対しては“お咎めなし”だった。


米田教授は‘55年奈良県生まれ、’81年京都大学医学部卒。国内の病院
で研修を終えたあと、’87年、海外へ武者修行に飛び出す。


カナダのトロント大学を振り出しにアメリカスタンフォード大学を経
て、メルボルン大学ではオーストラリアで70人しかいない心臓血管外科
医に選任されている。


そして’98年、11年に及ぶ海外での実績を携えて42歳で母校京都大学に
心臓血管外科教授として迎えられている。


ここでいう「海外での実績」とは、世界的に有名な心臓外科医の下での
執刀1200例、アシスト(助手)や術後の患者管理を含め8000例を超える
経験と研究業績を指す。


日本では米田元教授に匹敵する手術経験のある心臓外科医はそう多くな
い。マスコミや、彼の“手にかかった”患者たちは、彼に「ゴッドハン
ド(神の手)」という尊称を奉っている。


米田教授に対する手術停止の理由のひとつとして病院の執行部は、「安
全上の問題」を挙げているが、手術実績を検証したところ、取り立てて
米田教授だけを問題とする理由は見当たらない。


このため、米田元教授は「手術できる地位を侵害され、外科医としての
信用が低下する」などとして診療科長の地位確認を求め、京大病院を相
手取り京都地裁に仮処分を申請していたが、9月24日、和解で合意に達
した。


和解の内容は積極的に公表しないことを双方が合意しているが、「一旦、
診療科長のポストを回復した上で、翌日京大教授を自ら辞職する」、こ
の2点だった。


これを受けて13日、医学部教授会で辞職を承認、14日付けで米田教授を
一旦、手術の総括責任者である診療科長のポストに復職した上で、15日
付けで正式に辞任することとなった。


米田教授と京大が和解のニュースは読売が11日夕刊で報道、朝日が翌日
朝刊で後追いしているが、手術から1年半、提訴から半年のこの騒ぎは
なんだったのか。


病院側から言うと、「アメリカかぶれで日本式の治療方式になじまない
医師の追放に成功」ということだろう。


一方、米田教授から見ると、仮令1日とはいえ診療科長のポストを回復
し、手術実績を一応評価されたことによって心臓外科医としての面子が
保てた。米田教授は、訴訟はいわば「医師の一分」だという。


これを読売は「痛み分け」といい、医事評論家の水野肇さんは朝日の記
事の中で「米国流の方法がスタッフの反感を買った。海外の方法をその
まま持ち込むのではなく、消化して活用する考え方があってもいい」と
評している。


しかし、実はそんなレベルの話ではなく、米田VS京大の今回のごたごた
は、患者にとって重大な問題を孕んでいることを見逃してはならないの
だ。


米田教授は、年間200件の手術をやり続けてやっと「まあまあの手術」が
できるようになると主張する。そうでなければ医師のスキルは維持でき
ないという。それが「世界の常識」なのだ。


ところがこれに比べ、国内の心臓外科専門医の手術実績は平均年間数十
件という貧弱なものだ。これが「日本の常識」である。京大は「世界の
常識」を受け入れなかったことになる。患者はどちらの医者を選ぶか。


13日の教授会では、米田教授だけでなく、ごたごたに嫌気をさしたのか、
医学部長までが辞任したそうだ。


今回の揉め事は、病院選択をする上で格好の“症例”、教訓だったとい
えるだろう。(2007,09.14)

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福田圧勝の悲劇: 渡部亮次郎

2007/09/15 17:24

 


以下の世論調査は、我々日本国民の政治レベルの低さを表しており、自
民党内がこの「世論」に従うとなれば総裁選挙は福田康夫氏の圧勝であり、
それはとりもなおさず「悲劇」である。


<毎日世論調査 安倍政権「評価しない」が74%


毎日新聞が7~9日に実施した全国世論調査(面接方式)で、過去1年
間の安倍政権を「評価しない」と答えた人は74%に上り、「評価する」
は22%にとどまった。


首相のやったことのうち、間違っていたと思うものは「政治とカネ問題
や閣僚の失言への対応」が44%で最も多く、次いで「参院選後の続投」
の20%。内閣支持率が30%台に低迷していることに加え、政権の実績へ
の評価が低い点も早期辞任を促したとみられる。>9月13日17時15分配信 
毎日新聞


これを見る限り、安倍後継レースでは福田元官房長官の圧勝間違いなし
だ。


毎日新聞の世論調査を詳しく見てみよう。


<「評価しない」と回答した人を支持政党別に見ると、野党支持層は民
主91%、共産92%、社民88%などと高率で、「支持政党なし」と答えた
無党派層も80%。


一方、与党支持層でも自民が51%、公明が59%に上った。


年代別では20代が80%で最も高く、30~50代はいずれも78%、60代が69
%、70代以上が61%で、若中年層で厳しい評価が目立つ。男女別では男
性76%、女性71%だった。


首相のやったことについては「良かったと思うもの」「間違っていたと
思うもの」をそれぞれ5つの選択肢を用意して質問。


「良かった」は


(1)「天下り規制など公務員制度改革」24%


(2)「年金記録漏れ問題への対応」23%


(3)「教育基本法改正など教育再生の取り組み」15%


(4)「中国韓国との関係改善」13%--の順。


首相は憲法改正を政権の目玉に掲げたが、「改正手続きを定めた国民投
票法制定」は7%にとどまった。


「間違っていた」は、


「閣僚の失言などへの対応」「参院選後の続投」以外は、「郵政民営化
に反対した議員の復党」13%、「国民投票法制定」7%、「教育再生の
取り組み」4%だった。


10の選択肢を用意して「首相に必要な資質」を尋ねたところ、(1)政
策実行力30%(2)決断力28%(3)先見性18%--の順。


昨年9月の小泉政権時代の同じ質問への回答と比べ、決断力が7ポイン
ト増、先見性が6ポイント増。安倍首相には決断力と先見性がより求め
られたことがうかがえる。>


一旦は圧倒的に支持した小泉、安倍路線を今度は圧倒的に否定している
わけで、これでは自民党は次の衆院選にどう立ち向かって行けばよいか
分からないだろう。だから当選のためにはとりあえず身を寄せ合おうと
いう姿だけが見える。


清和会町村派)とは何なのか。小泉、安倍と「改革路線」を支持した
と思ったら、あっさり「守旧派」に転換。町村氏自身、立候補の意思表
示で少しは筋を見せるかと思いきや、森喜朗前会長に押し切られてダウ
ン。


派内全体、論理も哲学も無い事を天下に晒した。小泉、安倍の両氏がや
らんとしてきた事は、自民党をぶっ壊す、戦後レジュームからの脱却。
要すれば経済あって政治無しの吉田茂レジュームからの脱却と田中角栄
バラマキ政策の否定だった。


一旦は2人を支持しておきながら、今度はそれとほぼ正反対の福田支持だ
という。ただただ主流派で居たいというだけ。見下げ果てた連中だ。


福田氏は親中派の先頭だ。したがって党内の媚中派閥は雪崩を打って福
田支持に回った。自らの地位を守る事を、国民を守る事より優先させた
のだ。論理も哲学も愛国心も感じられないこと、民主党と全く変わると
ころがない。


総裁選は麻生氏惨敗。額賀氏も立候補を貫いたとしても「実績」は遺せ
ないだろう。麻生氏と親しい人、福田で利権を守ろうとする人たちが派
内に沢山いるからだ。


これで日本は世界から笑われる。インド洋で世界の笑いものになる。加
えて中国の属国への道をまっしぐらだ。敗戦後62年。亡国内閣と共に地
獄に墜ちて行く。


あの敗戦後、トルーマンとマッカーサーが意図した日本の国づくりは独
立国ながら2度と再び米国に挑戦する愛国心、団結力をもてない国づくり
だった。


政治より金儲け。国防よりもGNP。言葉は悪いがインポテンツ日本を作る
ことだった。しかも国民は誰もそれに気付いていない。衆愚政治の恐ろ
しさを実体験しながら生き延びて行くのは悲しい。
2007・09・14

 

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安倍さん危機一髪: 平井 修一

2007/09/15 17:21

 


産経新聞の9月13日付1面にすごいことが書いてあった。ここまで書く
か?!


<9月8日(シドニーでの総理との)懇談後、記者団の間では、「大丈夫
なのか、自殺するんじゃないか」と心配する声もあがった>


小生を友人は「タコ社長」と呼んでいた。映画「寅さん」の隣家の印刷
屋の親父のように「いやー、もう不景気で大変だ」というのが口癖だか
らだ。1996年頃から不景気の波はどっと押し寄せ、仕事は減る、単価は
叩かれる、というので、売上の確保と支払いに毎日追われていた。


安くても受けざるを得ないから仕事はハードだ。


9時半に最初の取材、次は11時。昼食をはさんで13時、14時半、16時、17
時半とアポイントを入れていく。取材は1時間、移動で30分というわけだ。
午前2件、午後4件。これを月曜日から金曜日までこなし、金曜日の21時
のフライトで羽田に帰るという仕事が多かった。


ブン屋にとって取材は真剣勝負だ。バカなことを聞いたら「あの記者は
バカ」と烙印を押される。それが業界に広まる。相手が「うー」と答え
に窮するような質問をしないとレスペクトされない(一目を置かれない)。
取材の事前準備もある。取材の合間は、取材ノートを見て書き漏れがな
いかチェックする。


小生は酒が好きだから、その日の取材が終われば飲みに行く。客からの
誘いもある。こちらから誘うこともある。睡眠不足になる。


そんな大阪出張から「ああ、しんどかったなあ」と羽田へ帰ったある夏
の夜、ふと、死神がとりつく。「もういいか、やるだけやったし。もう
体も気力も十分使った、もういいんじゃないか」。


「俺は暑がりだから」と秋になっても裸で寝ていると咽が痛くなる、風
邪を引く。一線を越えて思ったのは「人間の心あるいは精神は意外に脆
いなあ」。神経性の下痢になる、胃腸炎になる、やがては鬱病になる。
鬱病になったことも自覚せずに、一線を越えてしまう。


小生はたまたま命拾いして2年間、通院した。駅のホームに立つのが怖か
った。飛び込みたい衝動に駆られるのだ。


安倍さんは本来は「神戸製鋼所圧延部次長」でつつましくも幸福な人生
を送る人だったのかもしれない。


後継者には、総理大臣という重圧に耐えられるパワーをもてる人だけが
名乗りをあげたらいい。

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機能性胃腸障害: 渡部亮次郎

2007/09/15 17:20

 


<安倍首相胃腸障害で最低3~4日の入院必要…慶大病院


辞任表明した安倍晋三首相を検査した慶応大学病院(東京都新宿区)は
13日午後、記者会見した。


主治医の日比紀文内科学教授は「首相は全身が衰弱している。体重も数
カ月で約5キロ減った。機能性胃腸障害で、ひどくなると日常生活に支
障をきたす」と説明し、「少なくとも3、4日の入院、安静加療が必要
だ」と述べた。


首相は同日午前、同病院で検査を受けていた。首相は同日午後の自民党
両院議員総会に出席したい意向を伝えたが、医師団が無理と判断したた
め、取りやめた。> 9月13日14時36分配信 毎日新聞


「機能性胃腸症」は新しい言葉だ。


<胃の調子がなんとなく悪い状態が続くことはありませんか? ストレが
あると悪化する感じもするのに、内視鏡で検査をしても「異常なし」。
そんな時には機能性胃腸症の可能性があります。


消化器は、食物が食べることで活動を開始します。特に胃は、空腹時に
はほとんど活動していません。胃の役割は消化と考えがちですが、1番の
役割は食物を溜めておく事です。


2番目の役割が、溜めておいた食物を少しずつ、十二指腸に送り出すの事
です。この当たり前の流れには、胃腸を動かす消化器の神経系と、それ
を調整する脳の自律神経系がちゃんと連携している必要があります。


機能性胃腸症は、この連携に問題が起こって発生します。ストレスがあ
ると悪化するのは、この連携に悪影響があるからと考えられています。


胃の慢性炎症は、主にピロリ菌という菌が原因で起こり、その場合は内
視鏡検査でも異常が認められます。これまでは「ピロリ菌が関与してい
ない慢性胃炎」と呼ばれていた病気が、「機能性胃腸症」です。


この病名は、少し前の教科書には載っていませんし、いわゆる保険病名
にもまだありません。


今までは正式な病名がなかったので、うやむやになっていましたが、こ
の病気にかかっている人は非常に多いのです。推定では4人に1人が経験
していると言われています。


機能性胃腸症は診断が自覚症状に基づくので予防方法・治療方法の効果
の判定が難しい。そのために機能性胃腸症の予防と治療については、統
一した見解がまだありません。


まずはストレスが少ない生活を送る事が、機能性胃腸症の予防につなが
ります。生活の中で何をストレスと感じるかは個人差が大きいところで
すが、なるべくストレスをためないように、上手に生活しましょう。>
「家庭の医学」ガイド:西園寺 


辞意表明後、都内の慶応義塾大学医学部付属病院に入院した安倍首相は
「機能性胃腸症」と診断され、3-4日間の入院治療を余儀なくされた。


若い頃から胃腸が弱いといわれていたが、これが政治生命を左右する爆
弾だったとは、周辺の「お友達」も軽く考えていたのではないか。


江戸中期の儒学者,政治家、新井白石も安倍さんと同じような病気に終
生悩まされたという。瀉(しゃ)といったらしい慢性下痢。


彼の政治論はあまり理想にすぎ,彼の性格は圭角多く他人と妥協すると
ころがなかったので,しだいに間部椿房とともに孤立の状態となり,
1716年(享保1)吉宗が将軍となると政治上の地位を失い,晩年は不遇の中
に著述にはげんだ、というから瀉(しゃ)が原因になったのでは無いか。


その代表作というべき自叙伝《折たく柴の記》は、また同時代の幕政そ
の他についての貴重な史料でもある。1725年5月19日死去、墓は浅草の報
恩寺にあったが,現在は中野区上高田の高徳寺に移されている。平凡社
「世界大百科事典」


極側近の述懐するところ、安倍さんの機能性胃腸症は腸が普通より短い
事によるそうだ。腸が短ければ吸収が悪いだろうし、食べられる物も限
られてくるから、食べ物でスタミナをつけにくい。


首相は8月後半のアジア歴訪ごろから胃腸の調子が悪くなり、公邸で日
常的に医師の診察や点滴を受けていたことが明らかになっている。この
ところ5Kgも痩せた。粥と点滴で生きていたのだから当然である。


上記の解説にあるとおりストレスが一番悪影響するというのだから、気
の毒だが安倍さんがやってはいけない職業が総理大臣だった、と言えな
い事も無い。ご苦労さんでした、速やかな回復を祈ります。
2007・09・13

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機能性胃腸障害: 渡部亮次郎

2007/09/15 17:19

 


<安倍首相胃腸障害で最低3~4日の入院必要…慶大病院


辞任表明した安倍晋三首相を検査した慶応大学病院(東京都新宿区)は
13日午後、記者会見した。


主治医の日比紀文内科学教授は「首相は全身が衰弱している。体重も数
カ月で約5キロ減った。機能性胃腸障害で、ひどくなると日常生活に支
障をきたす」と説明し、「少なくとも3、4日の入院、安静加療が必要
だ」と述べた。


首相は同日午前、同病院で検査を受けていた。首相は同日午後の自民党
両院議員総会に出席したい意向を伝えたが、医師団が無理と判断したた
め、取りやめた。> 9月13日14時36分配信 毎日新聞


「機能性胃腸症」は新しい言葉だ。


<胃の調子がなんとなく悪い状態が続くことはありませんか? ストレが
あると悪化する感じもするのに、内視鏡で検査をしても「異常なし」。
そんな時には機能性胃腸症の可能性があります。


消化器は、食物が食べることで活動を開始します。特に胃は、空腹時に
はほとんど活動していません。胃の役割は消化と考えがちですが、1番の
役割は食物を溜めておく事です。


2番目の役割が、溜めておいた食物を少しずつ、十二指腸に送り出すの事
です。この当たり前の流れには、胃腸を動かす消化器の神経系と、それ
を調整する脳の自律神経系がちゃんと連携している必要があります。


機能性胃腸症は、この連携に問題が起こって発生します。ストレスがあ
ると悪化するのは、この連携に悪影響があるからと考えられています。


胃の慢性炎症は、主にピロリ菌という菌が原因で起こり、その場合は内
視鏡検査でも異常が認められます。これまでは「ピロリ菌が関与してい
ない慢性胃炎」と呼ばれていた病気が、「機能性胃腸症」です。


この病名は、少し前の教科書には載っていませんし、いわゆる保険病名
にもまだありません。


今までは正式な病名がなかったので、うやむやになっていましたが、こ
の病気にかかっている人は非常に多いのです。推定では4人に1人が経験
していると言われています。


機能性胃腸症は診断が自覚症状に基づくので予防方法・治療方法の効果
の判定が難しい。そのために機能性胃腸症の予防と治療については、統
一した見解がまだありません。


まずはストレスが少ない生活を送る事が、機能性胃腸症の予防につなが
ります。生活の中で何をストレスと感じるかは個人差が大きいところで
すが、なるべくストレスをためないように、上手に生活しましょう。>
「家庭の医学」ガイド:西園寺 


辞意表明後、都内の慶応義塾大学医学部付属病院に入院した安倍首相は
「機能性胃腸症」と診断され、3-4日間の入院治療を余儀なくされた。


若い頃から胃腸が弱いといわれていたが、これが政治生命を左右する爆
弾だったとは、周辺の「お友達」も軽く考えていたのではないか。


江戸中期の儒学者,政治家、新井白石も安倍さんと同じような病気に終
生悩まされたという。瀉(しゃ)といったらしい慢性下痢。


彼の政治論はあまり理想にすぎ,彼の性格は圭角多く他人と妥協すると
ころがなかったので,しだいに間部椿房とともに孤立の状態となり,
1716年(享保1)吉宗が将軍となると政治上の地位を失い,晩年は不遇の中
に著述にはげんだ、というから瀉(しゃ)が原因になったのでは無いか。


その代表作というべき自叙伝《折たく柴の記》は、また同時代の幕政そ
の他についての貴重な史料でもある。1725年5月19日死去、墓は浅草の報
恩寺にあったが,現在は中野区上高田の高徳寺に移されている。平凡社
「世界大百科事典」


極側近の述懐するところ、安倍さんの機能性胃腸症は腸が普通より短い
事によるそうだ。腸が短ければ吸収が悪いだろうし、食べられる物も限
られてくるから、食べ物でスタミナをつけにくい。


首相は8月後半のアジア歴訪ごろから胃腸の調子が悪くなり、公邸で日
常的に医師の診察や点滴を受けていたことが明らかになっている。この
ところ5Kgも痩せた。粥と点滴で生きていたのだから当然である。


上記の解説にあるとおりストレスが一番悪影響するというのだから、気
の毒だが安倍さんがやってはいけない職業が総理大臣だった、と言えな
い事も無い。ご苦労さんでした、速やかな回復を祈ります。
2007・09・13

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立候補するという福田氏: 阿比留 瑠比

2007/09/15 17:16

 


たった今(13日午後6時すぎ)、NHKニュースが安倍首相の後任首相
を決めることになる自民党総裁選に、福田康夫元官房長官が立候補する
意向だというニュースをしました。


昨年の総裁選では、「高齢」を理由に出馬を見送ったのに、それから1
歳加齢して71歳になった今年は出るというのは理解し難いものがありま
す。


まあ、こんな戯れ言はともかく、自民党内で最も安倍首相と政治思想・
心情的に遠いところにいる福田氏は、きっと有力候補となるのでしょう。


こんな社民党にいてもおかしくない人を担ごうとする人がたくさんいる
自民党は、もうお終いだと確信しました。


私は自分ののブログで、これまで何度も福田氏に関しての見方や考え方、
実際の見聞などを書いてきました。その各エントリの掲載日とタイトル
を、ここで紹介したいと思います。


 ・2006年6月21日「自民党総裁選で忘れてはならないこと」


 ・同年6月27日「福田氏がやりそうな政策課題」


 ・同年6月28日「自民党総裁選とニーチェの箴言」


 ・2007年6月8日「政治家の意外といい加減な政局見通しと答弁」


 ・同年8月6日「安倍首相の続投は福田氏当番を阻止するためか!?」


以上の5本です。お手数ですが、もしお暇とその気がおありでしたら読
んでみてください。私の率直な思いを記しています。これでもまだオブ
ラートに包んだもので、ブログにもなかなか書きにくいような言動も見
聞きしていますが…。


ときどき、このブログについて、自民党支持だとのご指摘がありますが、
実は必ずしもそうではありません。安倍首相とその政権については、お
おむね支持してきたのは事実ですが、それは安倍首相が日本国にとって
有益で大切な政治家であると見ていたからであり、自民党自体には別に
何のお世話にもなっていませんし、党員でもなく、特に思い入れはあり
ません。また、義理もありません。


もし仮に、福田氏が本当に首相になり、福田氏の思想傾向が自民党の主
流となるならば、私はおそらく批判的なことしか書けないだろうと思い
ます。現時点では、この人に評価すべき何かかがあるとは到底、考えら
れないところです。


まあ、今まで書いてきたように、日教組、自治労など官公労に依存する
サヨク・リベラル路線の民主党も支持できるわけがありませんが…。あ
とは、将来の政界再編にでもわずかな期待をつなぐのみです。


まだ、福田氏が勝つとは決まっていませんが、少数派閥を基盤とする麻
生氏は劣勢である気もします。額賀氏は、果たして自派をどれだけまと
められるのか。日本はいよいよ冬の時代に突入したな、それも自らが選
んで…という気持ちが強いです。


勝手な見方を押しつけるつもりはないのですが、現在の偽らざる心境で
すね。現在、福田氏を支持している議員たちのどれだけが、福田氏のこ
とを知っているのかについても疑問ですし、自民党はもう崩壊の過程に
入っているのでしょう。2007/09/13 18:26
 

阿比留瑠比さん:


産経新聞政治部首相官邸担当。政治部の前は社会部、その前は文化部生
活班に所属。趣味は読書とマージャン。至福の時間はビールを飲み、う
まいつまみを食べながら、好みの本(漫画も含む)を読むこと。持病は喘
息、高尿酸血症、逆流性食道炎などいろいろ。

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