2008年3月11日 12時55分更新
医師不足を理由に来月から救急患者の受け入れを休止することになった武雄市民病院について、樋渡市長は10日の市議会の中で「市としては医師の確保を佐賀大学にお願いし、救急医療の再開に向けて努力したい」と述べました。
武雄市の3月定例市議会は、10日から一般質問がはじまり、医師不足を理由に来月から救急患者の受け入れを原則休止することになった武雄市民病院について、「今後の救急医療への対応」や「赤字が続く病院の経営改革」などの質問が相次ぎました。
これらの質問に対し、樋渡市長は医師不足について「市としては医師の確保をこれまでどおり佐賀大学にお願いし、救急医療の再開に向けて努力したい」と述べるとともに、病院の将来の経営形態については「市議会の特別委員会で話し合いが行われている段階なので、その結論を待って検討していきたい」などと応えました。
武雄市は赤字経営が続く市民病院について、地方独立行政法人への移行や民間への移譲など新たな経営形態を検討することなどを柱とした経営改革方針を去年まとめていて、市議会議員15人で作る特別委員会が、この市の方針などを踏まえて病院の経営について報告書をまとめることにしています。