釧路放送局

2008年3月11日 10時0分更新

急病センターの医師1人決定


医師の確保が大きな課題となっている、4月オープン予定の釧路市の夜間急病センターに男性医師1人の着任が決まりました。

着任が決まったのは、鹿児島市出身の内科・小児科医、吉見昭一郎・医師(42)です。釧路市医師会によりますと、吉見医師は「医療過疎の解消」をライフワークにしていて、現在は、鹿児島県の離島などを回って診療を行っています。4月1日オープン予定の釧路市の夜間急病センターは、釧路地方の各病院の医師が持ち回りで、夜間の当直に入ることになっていますが、1人1人の医師の負担が大きく膨らみ、当番体制が維持できるかどうか懸念されています。こうした中、1か月のうち10日前後、宿泊勤務できる吉見医師の着任が決まったことで、ほかの医師の負担が軽減され、医療体制の充実が期待されています。
釧路市医師会では「まさに適任の医師が決まり、ほっとしている。さらに多くの医師の確保に向けて努力したい」と話しています。