ロス検察「逮捕状は有効」　三浦容疑者側に反論

　【ロサンゼルス１０日共同】米ロサンゼルスで１９８１年に起きた銃撃事件で、サイパンで逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者（６０）＝日本では無罪確定＝側の逮捕状は無効との主張に対し、ロサンゼルス郡検察のギボンズ広報担当官は１０日、逮捕状は有効だと反論した。

　元社長のロスでの弁護人、マーク・ゲラゴス氏は１０日、郡地裁を訪れたが、逮捕状の無効確認の申し立ては行わなかった。１１日以降になるとみられる。ゲラゴス氏はシャピロ判事、検察側と法廷外の別室で協議。内容は明らかにされていない。

　元社長側は「ロサンゼルス郡地裁が２月２５日、８８年に出された逮捕状を取り消し、シャピロ判事が新たな逮捕状を発付した」としている。