::アニメ・声優・ゲームの情報、Webラジオや動画を続々配信【Webラジオ/動画/オーディション/アニメ・声優・ゲーム情報】

超!情報局

台湾で人気の小説『マーベラス・ツインズ』がドラマCDで3月発売
平川大輔さん、鳥海浩輔さんら出演。どんな冒険が待ち受ける…?!


『マーベラス・ツインズ』(著・古龍/訳・川合章子)は、台湾の人気小説『絶代双驕』の翻訳作品。日本では、「冒険・かけひき・戦い――宿命に立ち向かう史上最強の美男子ふたり!」「極悪人に育てられた少年・小魚児。彼を待つ過酷な運命とは!?」「運命に導かれめぐり逢う、史上最強・ツインズ!」をキャッチに、現在ライトノベルシリーズ「GAMECITY文庫」にてシリーズ化されている作品だ。


小魚児(しょうぎょじ)、花無缺(かむけつ)、鉄心蘭(てつしんらん)が出会い、彼らを中心にした展開を見せている小説『マーベラス・ツインズ (1)謎の宝の地図』がGAMECITY文庫より発売中(以下続刊)。この内容をベースにしたドラマCDが3月19日にKOEIから発売となる。


物語の舞台はいつかわからない昔の中国。主人公・小魚児が育った場所は、悪の限りをつくした者たちが隠れ住む崑崙山の悪人谷。小魚児はその悪人谷を抜け、はじめて外の世界へとやってきた。そのなかで、ひとりで旅をする少女・鉄心蘭と出会う。彼女は、この世にひとつしかないという「宝の地図」を持っていた。


この地図を狙い、鞭の達人の張菁(ちょうせい)が鉄心蘭を追ってきた。その騒ぎに巻き込まれてしまった小魚児は、悪知恵を働かせて張菁を撃退。しかし、そのあともさまざまなアクシデントに見舞われる。さらに小魚児は、鉄心蘭との旅の途中、白衣を身にまとった美少年・花無缺(かむけつ)と出逢う…。


主人公・小魚児に平川大輔さん、花無缺に鳥海浩輔さん、鉄心蘭に沢城みゆきさん、張菁に折笠富美子さんをキャスティング。ほか、超人的な力を持つ、個性豊かなキャラクターを飛田展男さん、渡辺美佐さん、佐藤利奈さん、大友龍三郎さんらが演じる。また、小魚児と花無缺の子ども時代(二役)に園崎未恵さんがチャレンジした。


ドラマの収録を終えたキャスト陣に、感想とメッセージをインタビュー。コメントをお届けしよう。


――収録を終えての感想などをお願いします。
平川大輔(小魚児 役) 小魚児こと、江小魚をやらせていただきました。…疲れました…(笑)。作品はライトノベルということで、小説を読まれる層の方には、ドラマCDも合わせて聴いていただくと、この作品の世界観がより理解できたり、広がったりっていうのがあるのではないかなと思います。小説から入った方はドラマCDを聴いてみたい、ドラマCDから入った方は小説も読んでみたいと思っていただけるように…そういった方々に、少しでもよろこんでいただけるお手伝いができるといいなと思っています。

鳥海浩輔(花無缺 役) 日本初翻訳の作品で、原作もとてもダイナミックな内容になっています。収録のほうも、ダイナミックに出来たのではないかなと思います。非常に楽しかったです。
沢城みゆき(鉄心蘭 役)
 こんなかわいらしいヒロインをやらせていただくのはめったになくて(緊張しました)、とりあえず収録も無事に終了してホッとしています。聴いてみたらとてもステキで、意外性も楽しみながらやらせていただきました。
折笠富美子(張菁 役) 始終怒っていたので、収録が終わってホッとしました。個人的には「…鞭、使っちゃったわ」という感じでした。楽しかったです。
飛田展男(碧蛇神君 役) 実際にあった中国のどこかのお話のような感じの物語なんですね。僕がやらせていただいた碧蛇神君はその中でもキワモノといいましょうか(笑)、ぶっ飛んだ感じの印象だったので、どの辺まで極めていいのかなとけっこうドキドキしていました。メインのふたりがよりぶっ飛べるような、あるいは渋さが引き立つような色使い、そういう立場として活き活きと演じられたのではないかと思います。
渡辺美佐(邀月宮主 役) 悪の役をやらせていただく機会が多いんですけれども、邀月宮主のように様式美のある悪い役が大好きです。邀月宮主は物語のなかで「黒真珠の瞳」というように表現されていたんですけど、そういったところを聞くとワクワクしますよね。人が悪になるのってそれなりの理由があって、そのなかには悲しみなんかもあると思うんですけど…。
佐藤利奈(荷露 役) 『マーベラス・ツインズ』というタイトルを最初に聞いたときは、こういったお話だとは想像もしていなくて、作品も興味深い内容で、この先もお話をずっと追っていきたいなと思いました。荷露は宝が見たいだけだったので、自分勝手に振舞っていたなぁと思いつつ、楽しく演じさせていただきました。
大友龍三郎(神錫道長 役) 神錫道長は峨嵋派の長で武術の達人なのですが、今回のドラマのなかではまだその力をお見せできていません…(笑)。そういった部分はこれから登場していくと思いますが、今回は小魚児や花無缺、鉄心蘭とのエピソードを楽しんでください。
園崎未恵(小魚児&花無缺9歳 役) チンピラに襲われる店の女店主役の園崎未恵です(一同:笑)。女店主のほかにやらせていただいたのは、主人公のおふたりの9歳のころで…しかも、男の子ということでとてもビックリしました。同じ物語のなかで3役をやらせていただくというのも、なかなかハードでアクロバティックなことで、貴重な体験をさせていただきました。成長した5年後のおふたりのお芝居を見つつ、精一杯やらせていただきました。がんばりました。勉強になりました、ありがとうございました!


――物語や演じられたキャラクターの印象を教えてください。

平川 小魚児は、ごろつきが暮らす悪人谷というところで育ちました。そのなかでも10本の指に入るほどの大悪人がいて、さらにそのうちの5人に小魚児は育てられたんですね。あらゆる悪の道の力を身につけた天下一の悪童といわれる少年が小魚児です。一般的に言われる悪役とはまたちょっと毛色が違って愛嬌があり、非常に魅力的という、こういったタイプのキャラクターをやらせていただいた経験がなかったので、とても楽しかったです。私は方々で「おまえはMだなぁ。というか、ドMだなぁ」と言われるんですけど、「彼(小魚児)はドSです」と演出の方にも言われまして、ちょっと「…おぉ!?」と戸惑ったところもあったんですが…(微笑)、そこは自分のなかで想像しました。小魚児はいつも顔では笑っているんですけど、でも頭のなかではスーパーコンピュータのようにいろいろなことをすごく考えていて、それがあの笑顔になっているのだと思います。そういった意味でも、小魚児というキャラクターを作り上げる時間は苦しいものでもあり、しびれるような快感でもありました。
鳥海 花無缺は、女性ばかりがいる移花宮というところで幼い頃から育てられていて、その移花宮の宮主さまに「あなたはこのために生きなさい」というふうに刷り込みのように自分の存在価値を植えつけられたのだと思うんですね。そのために花無缺には自我というものがなくて、自分の感情を出すということもなかったと思うんです。演じているときは、そういった部分のさじ加減が少し難しかったです。今回の物語はプロローグ的な感じがメインで、その3年後が少し描かれたんですけど、これからそこに向かってどう動いていくのか、花無缺が小魚児や鉄心蘭といった人と出会って過ごしていくなかで、刷り込まれた“自分の信じている道”と、小魚児たちが信じているものが、これからどうかかわっていくのか…というのがありますが、果たして花無缺は、自分の信じている道を突き進んでいけるのか。進んでいった結果がどうなるのか楽しみです。
沢城 最初に台本を読んだときに感じたのは、小魚児と花無缺のふたりよりも、お姉さんという立ち位置かと思っていたんです。でも、実際に2人の芝居と合わせて演じてみたら、同じ年くらいか少し年下くらいになってしまって。自分のなかに正義が出来上がってきて、そのために進もうとするふたりに翻弄される女の子っていうポジションに落ち着きました。何より、彼女を演じる上では恋に恋するドキドキがイチバン大切なのかなというのも感じましたね。大人になってから彼女はしっとりしたタイプの女性になっているのか、物事もはきはき言えるようなアクティブな女性になっているのか分からないんですけど、その一歩前の段階にいる時期の女の子という雰囲気が出ていればいいなと思いました。
佐藤 荷露は邀月宮主に仕えている宮女です。どういうわけか宝の地図を入手して、宝を見たい一心で、鳥海さん演じる花無缺を巻き込んで、移花宮を出てきてしまったという感じになります。キャラクターの紹介文には、性格的にはとても高飛車な女の子で、そこがポイントなのかなと思いました。物語に登場する人物としては、イチバンのチビッ子で、自由気ままにやらせていただきました。「子どもの持つロリっぽさを出して」との演出がありましたので、人生初のロリっ子、精一杯頑張りました。
渡辺 佐藤さんは自由気ままに荷露を演じた…ということですが、邀月宮主も、人とあまりからまず、自分だけの世界を持つ人のような気がするので、自分勝手に気持ちよく演じていければと思っています。
園崎 そんな、自由気ままに気持ちよくとお話ししている邀月宮主さまと、本編ではずっと話しておりました(笑)。小魚児と花無缺の子ども時代の二役を演じさせていただいたわけですが…がんばりました!(笑) とにかく、かたや破天荒なガキ大将、かたやとても女性的なきれいな顔立ちの美少年ということなんですけど、性格も環境も違うふたりをいっぺんに演じさせていただくというのは、自分のなかにある引き出しを確認するという作業でもありました。成長したあとのふたりのお芝居を見ながら、それをどこまで自分のなかに反映させていくことができるのかなっていうのが課題でしたね。登場するシーンとしては多くはなかったんですけど、とても大変でした。今回の本編は小魚児と花無缺が14歳のころのお話なんですけど、私が演じさせていただいたのは10歳に満たないので、性格が純粋に出ているんじゃないかなと思います。なので、よりピュアなガキ大将っぷり、そしてよりピュアな清楚な感じが出せていたらいいなと思っています。作品については、台湾や香港では人気俳優さんが登場してドラマにもなったということで、大作なんだなと実感しています。そういった作品に出させていただいて、とても光栄です。それと、こういった武闘ものがオーディオドラマになると、どういった感じに出来上がるのか、とても楽しみです。
折笠 張菁は、宝の地図を奪おうと、鉄心蘭を追いかけているんですけど、設定の中で「気が強い声」と書いてあったので、そういった部分に注意して演じました。キャラクターのイラストをいただいたり、小説の挿し絵でイメージを膨らませたりしたんですけど、みなさんはもイメージを沸かせてドラマを聴いていただければ、より華麗な感じがするのではないでしょうか。
飛田 碧蛇神君はその名のとおり蛇なのですが、ドラマは絵がなくて音だけの世界になるので、蛇独特のぬるっとしたような質感が伝わるように意識しました。あとは、しぶとさとかもそうですね。お話のカラーとしては、本宮ひろ志さんの漫画のような痛快感といいましょうか、破天荒な作品だと思いますので、驚くような意外性もあるのではないかと思います。
大友 私はわりと悪者系を演じさせていただくことが多いんですけど、個人的には、カンフー映画のお笑い系をイメージしてみたのですが…一発でダメが出てしまいました(一同:笑)。そんなわけで、真面目に峨嵋派の長(おさ)をやらせていただきました。…笑いのほうにもっていきたかったんですけどねぇ(しみじみ)。


――主人公役のおふたりから、CDを楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

鳥海 こういったおもしろい作品をやらせていただくことになりまして、原作は2巻、3巻と続くということで、みなさんのご声援次第では、原作が出る分CDドラマも出来るんじゃないかなぁと思います…(笑)。動きのある作品なので、「絵とかがつけば(アニメになれば)いいんじゃないの?」なんて思います。
平川 動き出したりするんじゃないの…?
鳥海 ね。そういうふうにも思ったりするんですが。台湾のほうで大人気の作品ということで、うまくいけばみんなで台湾に行けるじゃないの…?なんてね。
平川 それは、ステキだね。
鳥海 (微笑)すべては、応援してくださるみなさまから、大きなご声援をいただいてかなうことだと思いますので。ワールドワイドに、ぜひ…応援していただければと思います。
平川 『絶代双驕』ならぬ、和訳した『マーベラス・ツインズ』を読ませていただきながら、どんなお話なのかというのを知っていけばいくほど、「世の中には、まだまだ知らないおもしろいお話がたくさんあるなぁ」と思いました。武侠物というと、ちょっととっつきにくそうかなと思うかもしれないですけど、原作がライトノベルというのもありますし、オーディオドラマとして音声で表現しているところもありますので、比較的楽に楽しくその世界に入っていただけるんじゃないかなと思います。ドラマが展開していくなかで、作品をもっと楽しく、もっと盛り上げていきたいと思いますので、原作の小説とあわせて、ドラマCDも応援していただければと思います。よろしくお願いします。


【CD DATA】
タイトル マーベラス・ツインズ
出演 小魚児:平川大輔、花無缺:鳥海浩輔、鉄心蘭:沢城みゆき、張菁(ちょうせい):折笠富美子、碧蛇神君(へきじゃしんくん):飛田展男、邀月宮主(ようげつきゅうしゅ):渡辺美佐、荷露(かろ):佐藤利奈、神錫道長(しんしゃくどうちょう):大友龍三郎、小魚児(子ども時代)&花無缺(子ども時代):園崎未恵
ジャンル ドラマCD
発売日 2008年3月19日
価格 3150円(税込)
レーベル KOEI
品番 KECH-1461

その他 テーマソング「whisper wind〜運命の呼び声〜」 歌:マーベラス・ツインズ(平川大輔&鳥海浩輔)、封入特典:特製スクールカレンダー

【NOVEL DATA】

タイトル GAMECITY文庫マーベラス・ツインズ (1)謎の宝の地図 ※以下続刊
原作 著・古龍、訳・川合章子
発売日 発売中
メーカー コーエー
価格 683円(税込)
公式サイトGAMECITY文庫

(c)2008 KOEI Co., Ltd.


JASRAC許諾番号:
9006680161Y31018
9006680194Y45038
9006680202Y30005