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歩道にトラック突っ込み2人死傷/鶴見区の県道
九日午前十時二十五分ごろ、横浜市鶴見区下末吉三丁目の県道で、トラックが対向車線にはみ出し、向かい側の歩道上で信号待ちしていた二人に突っ込んだ。このうち近所に住む市立末吉中学校二年の伊藤拓也さん(14)が全身を強く打って搬送先の病院で死亡、会社員大薮真吾さん(27)が重傷を負った。
鶴見署は自動車運転過失傷害の現行犯で、トラックを運転していた川崎市幸区小倉、会社員石井一容疑者(44)を逮捕。容疑を同致死に切り替え調べる。同容疑者は「助手席のペットボトルを取ろうとして目を離した」と供述しているという。
調べでは、トラックは歩道に乗り上げて二人をはねた後、商店街アーケードの鉄柱を倒し街路樹にぶつかって止まった。ブレーキをかけた跡はないという。
現場は片側二車線の直線道路で、歩道と車道を隔てるガードレールはなかった。伊藤さんは自転車を止めて信号待ちをしていたという。同容疑者は仕事で建築廃材を運ぶ途中だった。
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