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スペイン議会選挙 与党が勝利

任期満了に伴うスペインの議会選挙は、上下両院のあわせて558議席を選ぶもので、サパテーロ首相率いる中道左派の与党・社会労働党と、中道右派の野党・国民党の争いとなりました。このうち、法案審議の優先権を持ち、比例代表制で350議席が争われる議会下院について、開票作業がほぼ終了した段階で内務省が発表したところによりますと、与党・社会労働党が169議席を確保したのに対し、野党・国民党は153議席と及ばず、与党が勝利しました。社会労働党は、ほかの少数政党の協力を得て下院の過半数を握るのが確実な情勢で、サパテーロ首相は日本時間の10日朝「スペイン国民は明確な意思を示し、新しい時代に踏み出した。国民の融和を図り、女性や若者、高齢者などの社会的弱者を思いやる政治を続ける」と勝利宣言を行い、2期目の政権運営への意欲を表明しました。今回の選挙では、サパテーロ政権が進めてきた、積極的な移民の受け入れや、男女雇用機会の均等化などの社会改革が争点となりましたが、サパテーロ政権の4年間、総じて好調だった経済が追い風となったのに加え、一連の政策が有権者の信任を得る形となりました。
もどる3月10日 12時35分
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