明石海峡衝突事故 国交相視察
冬柴国土交通大臣は、9日午後、海上保安本部の巡視艇に乗り込み、神戸市沖の明石海峡で行われている行方不明者の捜索の様子や油の流出状況などを1時間にわたって視察しました。今月5日に貨物船やタンカーなど3隻が衝突し1隻が沈没した事故では、フィリピン人の乗組員2人が死亡し、2人が今も行方不明になっています。また、沈没した船の重油が現場から東におよそ30キロ離れた大阪・泉大津市の沿岸にも流れ着くなど、広い範囲に流出していることから、海上保安本部などは、船のスクリューで重油を拡散させたり回収したりする作業を進めています。視察を終えた冬柴大臣は「多くの船が行き来するので、航路に入る手前にもう1つブイをつくるなど、船がなるべく交差しないよう対策を検討する必要がある」と述べました。また、油の流出によって漁業への影響が心配されていることから、兵庫県の漁業協同組合連合会は冬柴大臣に対し、沈没した船を早期に引き上げて油の流出対策を急ぐよう要望する文書を手渡しました。 |
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