ISBN978-4-900659-83-4-C002
 
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邪馬台国とは何だろうか
瓢窃的な、純粋に推理だけの探偵小説
著者 眞木 林太郎
造本・体裁  A5判 横組 並製 400頁 
発行  2008年1月25日
定価  2,625円
(本体価格2,500円)
内容 画期的な邪馬台国までの行程、に対する仮説により、邪馬台国の位置を比定した。
その仮説は、先行する論文である梅原猛さんの所論を、いわば幾何における公理とし、五人の所論をいわば定理として成立した。邪馬台国は佐賀県の小城市にあった。
その後、これをもとし、いわば"奔放な創造力"を働かせて、邪馬台国の発生と展開を空想し、その中で卑弥呼とその後継者の活動を推理し、その中心地を小城市の中の三日月町三ヵ島に設定した。
この本はこの著者の思考過程を追ったものである。

【著者のことば】

探偵小説には、「本格」と「変格」がある。犯人が最後にわかるのが「本格」、あらかじめわかっているのが「変格」である。私のこれは「変格」である。犯人は邪馬台国であり、私の場合、佐賀県小城市三日月町三ヶ島だからである。したがって、読書の興味は、そこに至る推理の展開にしぼられる。
しかし、ついこの間までは「本格」でいくつもりであった。それがすでに「三日月説」を立てておられる方がいた。そこで形式を「変格」に替え、上梓することにしたのである。
中心地こそ二番目の説になったが、邪馬台国までの行程の解釈については独自の説である。そして、その立説は意表をついたもので、十分お楽しみいただけるものと思う。
私説の系譜といえば、松本清張さん、古田武彦さん、高木彬光さんの「直線式」の影響下にある。ただし、個々について、発想を刺激されたものには宮崎康平さん、張明澄さん、田中卓さん、安本美典さんなど多い。
私の説は、多くはこれらの方々の引用である。その組み合わせである。独自の説は、それらの中に、いくつかを挿入したのである。しかし、もちろんそれは新説である。
全体的にいえば、論理は算数的である。アクロバットなものではない。だから、読む方にとっては、論理の前提を、単純に認めるかどうかだけであろう。それにひっかかるのでなければ、終わりまで引かれていくにちがいない。
読後感を、ぜひお聞かせください。 E-mail to (眞木林太郎宛)

みなさんへ、著者より

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