2008年3月10日 12時43分更新
県立の5つの病院で未払いになっている医療費は、昨年度末で合わせておよそ7900万円で、このうちことし1月までに回収したのは8.9%にとどまっています。
県のまとめによりますと、県立の5つの病院でまだ支払われていない医療費は昨年度末で合わせて7914万円だということです。
病院別では、▼須坂病院が3833万円で最も多く、次いで▼木曽病院が1619万円▼こども病院が1289万円などとなっています。
未払いとなっている理由では、▼患者から分割払いを申し込まれてまだ残額があるケースが全体の金額の38.8%を占め、次いで▼相手の住所が不明で回収が困難なケースが17.9%となっています。
一方、ことし1月末までに回収した金額は705万円で、全体の8.9%にとどまっています。
5つの県立病院を合わせた昨年度の収支は3年連続で赤字が続いており、県は「未払いの人を正確に把握した上で、直接、家まで訪ねるなどの取り組みを強化していきたい」と話しています。