医療事故の原因を調べる第三者機関(医療事故調査委員会)に関する厚生労働省の第2次試案や自民党案に対して関係学会などから意見書が出される中、医療の良心を守る市民の会(永井裕之代表)は3月15日、医療事故の被害者や医師、弁護士、厚労省の担当者らが参加するシンポジウムを東京都内で開催する。
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シンポジウムは「中立公正な医療事故調査機関の早期設立を望む」と題して、医療現場と患者の双方にとって望ましい中立的な第三者機関について話し合う。
シンポジストとして、岩岡秀明氏(医師)、木下正一郎(弁護士)、佐原康之氏(厚労省)、豊田郁子氏(医療事故被害者)、山内春夫氏(医師)が発言する。
コーディネーターは、勝村久司氏(「医療情報の公開・開示を求める市民の会」世話役)、清水陽一氏(医師)が務める。
医療の良心を守る市民の会は「医療事故・過誤を少しでも少なくしていくには医療機関は真相をしっかり解明し、その事実を被害者・遺族に納得が得られるまでしっかり説明することが重要で、謝罪をして再発防止に真剣に取り組むべき」と訴えている。
日時は3月15日(土)13:30〜17:00、場所は東京都千代田区霞ヶ関の「全日通霞ヶ関ビルディング」。参加は無料(募金形式)で、定員は200人 (事前登録優先)。
詳しい申し込み方法はホームページで。
http://ryousin.web.fc2.com/
更新:2008/03/10 11:34 キャリアブレイン
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