筆者が利用しているSIPサーバー(SER)にはClick to Dialを実現するシェル・スクリプト(ctd.sh)が用意されている。これをWebページから呼び出すための処理を,PHPスクリプトで、SIPサーバー側に追加している(図2)。
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図2●Webページからctdスクリプトを呼び出すインタフェース・モジュール
18行目のsystem関数でSERのctd.shスクリプトを起動している。 |
スクリプトの呼び出し書式の例は以下のとおりである。
http://sample.com/ctd.php/?from=”呼び出し元のID”&to=”相手のID”
これをWebページのアンカータグのリンクとして以下のように呼び出せばよい。
<a href=”http://sample.com/ctd.php/?from=呼び出し元のID&to=相手のID’”
target=_NEW>click here</a>
fromに呼び出し元IDを、toには相手のIDを指定する。これでClick Hereをクリックすれば、まず、fromで指定した呼び出し元IDの電話が鳴動する。その電話をピックアップすると、次にtoで指定した相手電話が鳴動し、それをピックアップすれば、双方が接続される。
図3に示すように、REFERをサポートしたゲートウエイを導入すれば、固定電話や携帯電話を利用しても、Click to Dialが実現できる。
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| 図3●ゲートウエイ装置を経由したClick to Dial |