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「新経営システム」にIBM次世代金融サービス・システム(NEFSS)を採用
スルガ銀行株式会社
掲載月:2004年12月
ソリューション概要
スルガ銀行株式会社(以下、「スルガ銀行」)は、お客様や市場のニーズを先取りし、自社商品のみならず提携先の金融商品・サービスを活用してお客様が満足する商品・サービスを迅速かつ柔軟に提供することで、同社企業理念のミッション「ライフアンドビジネスコンシェルジュとして<夢をかたちに>する、<夢に日付を>いれるお手伝い」を実現するために、「新経営システム」の構築を決定しました。
そして、そのシステム基盤には、IBMの次世代金融サービス・システム(Next Evolution in Financial ServicesSystems、以下「NEFSS」)が採用されました。「新経営システム」は2004年内に構築を開始し、2007年度下半期中に本格稼働の予定です。
勘定系と情報系を統合させた全く新しい基幹システム
「新経営システム」は、「システムの革新」が「経営の革新」そのものであるというスルガ銀行のコンセプトのもとに、従来の勘定系と情報系を統合させた全く新しいシステムです。
その範囲は、CRM(Customer Relationship Management)を中心の考え方に置き、標準化・汎用化された商品・サービスおよびその業務プロセス、柔軟なデータウェアハウス、新しいハブシステム、新しいインターネット・バンキング・システムなど多岐にわたります。
また、スルガ銀行の導入する「新経営システム」の特長は、前述のとおり範囲も広く機能も多様化しているシステムにもかかわらず、NEFSSをはじめとする先進パッケージを活用することにより、従来と比較して、商品・サービスの提供スピードが数倍向上し、収益機会が増加することです。
同システムにより、たとえば、利率や融資期間といった部品化された機能をさまざまに組み合わせることによって、年齢、勤務先、家族構成など利用者の属性をもとに、その人独自のパーソナライズされた住宅ローンや融資などを、その場で簡単に設定することが可能になります。
来るべきオンデマンド時代に向けたNEFSS
図1 イメージ図
このたび「新経営システム」に採用されたIBMのNEFSSは、IBMが提唱する「オンデマンド・バンキング」を具現化する基盤ソリューションとして設計されています。
オンデマンド・バンキングとは、トータルな金融サービスを実現し、金融機関を取り巻くビジネス環境の変化や多様化するお客様ニーズに対応することです。
すなわち、銀行の基幹系システムそのものがビジネス変革の担い手となり、グループ企業やアライアンス企業の商品を含めた幅広い品揃えから適した商品をダイナミックにパッケージングし、コンサルティングなどの付加価値を付けてお客様が望むチャネルから提供するなど、真のリレーションシップ・バンキングを実現する戦略的な変革です[図1]。
IBM次世代金融サービス・システム(NEFSS)の特長
図2 特徴図
この変革実現に向けて、NEFSSは、従来の預金・融資といった勘定系業務はもとより、多様な金融商品を提供可能とする下記の特長を備えています[図2]。
お客様中心のデータ・モデルの採用
IBMが提唱し、世界各国で実績のあるFSDM(FinancialServices Data Model) というデータ・モデルを採用し、お客様の契約した商品・サービスについて提携先商品も含めて総合的に管理することを可能にしています。
業務機能のコンポーネント化と、汎用的な業務部品としての提供
NEFSSは特定の商品機能を提供するのではなく、それを構成する業務部品を提供し、その組み合わせによって普通預金や定期預金、住宅ローン等の金融商品が形成されます。また、個々の商品特性をパラメーターで定義することが可能です。
従来、金融商品の開発はプログラミングにより対応されてきましたが、これらの機能を利用することで開発期間や開発コストの削減効果が期待できます。
商品やサービスのインテグレーション機能
銀行勘定系、勘定系以外の自行商品機能はもちろん、提携先の商品・サービスを組み合わせて、複合商品・複合サービスを開発するインテグレーション機能を提供します。
また、統合顧客情報を活用することで、お客様ごとにパーソナライズされた商品の迅速な提供が可能になります。これらはまさに銀行のビジネス・モデル変革を実現する機能群と言えます。このように、多様な金融商品を効率的に開発できるため、従来に比べ、数倍の開発生産性・保守生産性の向上が見込まれます。
グローバル・スタンダードなオープン基盤
NEFSSは業界標準のJ2EEに準拠してデザイン・開発されており、特定のハードウェア、ソフトウェアにとらわれることなくシステム構成が可能です。また、トランザクション処理ミドルウェアとして、高い信頼性と豊富な先進機能を搭載する、「WebSphere® アプリケーション・サーバー」を採用。
WebSphereが幅広い種類のサーバーに対応しているため、NEFSSも、IAサーバーから、UNIX®、オープン・メインフレーム、Linuxなど、さまざまなプラットフォ−ムで稼働します。
今回、スルガ銀行では、システムの安定・連続稼働を目指し、IBM
® zSeries® およびpSeries® を採用する予定です。
部分的な戦略対応から全面更改まで、多様な形態に対応
NEFSSは金融機関の規模に依存しない柔軟性・拡張性のある設計となっています。基幹系システムの全面更改だけでなく、一部の戦略的な商品・サービスをNEFSSでいち早く構築し、アクセスハブを介して現行勘定系と並存させながら順次移行していくなど、幅広く、多様な形態で金融機関の戦略実現をご支援します。
実績ある銀行基幹業務アプリケーションを搭載
NEFSSで部品として提供される金融商品のアプリケーションは、Fidelity Information Servicesのアプリケーション・パッケージ「Corebank」に、日本の銀行における基幹業務の要件を追加したものを採用しています。
またミッション・クリティカルな銀行基幹系システムに必要とされる業務共通機能とシステム共通機能をWebSphere上で稼働するユーティリティーとして日本IBMからご提供します。
本事例は特定のお客様での事例であり、すべてのお客様について同様の効果を実現することが可能なわけではありません。
本事例中に記載の肩書や数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
IBM、IBMロゴ
、pSeries、WebSphere、zSeriesは、IBM Corporationの商標。
UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標。
LinuxはLinus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
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