体重記録 減量の早道/医師らアドバイス
【浦添】第十回うらそえ市民公開講座「3キロ減量市民大運動〈part3〉」(主催・浦添市医師会、共催・浦添市、沖縄タイムス社)が八日、市てだこホール市民交流室で開かれた。約二百三十人が訪れ、医師や行政担当者ら四人が、日々の体重増減を把握することによる減量効果を訴えた。パネルディスカッションでは医師ら五人のパネリストが助言した。
浦添市医師会長で同仁病院の山内英樹院長はメタボリック症候群や糖尿病などの合併で心臓病などになりやすいことを指摘。対策として就寝前の食事を避けることやよくすることなど七項目を挙げた。咀嚼 浦添総合病院健診センター長の久田友一郎さんは「日常生活で体重増減の謎解きをやると体重は減ってくると思う。減量を始めるにはカロリー計算や運動ではなく毎日の体重測定から出発するといい」と話した。
徳山クリニック看護師で糖尿病療養指導士の大城真由美さんは測るだけダイエットの実践例を説明。患者が体重をグラフ化することで、「自分で生活習慣を把握することができ、問題点と改善点が分かった」と指摘した。
市福祉保健部健康推進課の高江洲幸子係長は特定健診・特定保健指導の意義などを紹介。生活習慣病の予防が優先課題となることや、病気のリスクが高くなるメタボに着目した理由を説明した。
パネルディスカッションでは、寝不足でなぜ体重が増えるのかなど、会場とパネリストが共に肥満対策を考えた。