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JRAが大失態!出走態勢整わないまま発走…異例の謝罪会見 (1/2ページ)
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8日の中山競馬11R・夕刊フジ賞オーシャンS(GIII、芝・外1200メートル、16頭立て)で、JRAのスターターの不手際のため、複数の馬が出遅れるアクシデントがあった。その結果、断然人気のサンアディユは最下位の16着に敗れ、3連単は152万1320円の大波乱。他馬に騎乗していた騎手らから不満の声があがり、JRAは異例の謝罪会見を開いた。
「開けるよ」。スターターのそのひとことに騎手は混乱、出走馬の準備が整わないままゲートは開き、複数の馬が出遅れた−。
JRAの失態で大波乱となったオーシャンS。ことの発端は圧倒的人気の(4)サンアディユが、隣枠の(5)アイルラヴァゲインが後肢で後ろ扉を蹴った音に驚き、興奮。ゲートから飛び出そうとしたことだった。
そのサンアディユが前扉の下から潜り出ようとする仕草を見せたため、スターターの川崎由量発走委員は発走台上から、係員に出走できる態勢にするよう指示。だが、収まりはつかなかった。
同馬がもう1度頭を下げた直後、川崎委員が台上から「開けるよ」と発声した。実は、サンアディユ鞍上の内田博幸騎手をはじめ複数の騎手は、ゲート後方で他の発走委員3人が後ろ扉を開けるかどうか相談する声を耳にしていたため、「開けるよ」のセリフは後ろ扉が開くことを意味し、ゲート入りはやり直しとなると思っていた。