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門司港レトロで観光列車運行計画、平成筑豊鉄道が申請へ

 福岡県などが出資する第3セクターの平成筑豊鉄道(本社・福岡県福智町)は7日、北九州市の門司港レトロ周辺でトロッコ観光列車を走らせることを計画し、今月中にも市と共同で九州運輸局に事業許可を申請すると発表した。運行開始は2009年度の予定。許可されれば、00年の改正鉄道事業法で観光目的に限って運行を認められた特定目的鉄道として、全国初のケースになるという。

 平成筑豊鉄道や市によると、運行区間はJR門司港駅のそばから和布刈(めかり)公園を結ぶ約2キロ。04年から運行休止になっている臨港貨物線を利用し、計4駅を設ける。市がJR貨物から線路の一部を買い取って所有し、同鉄道が運営する上下分離方式を採用する。車両や駅などの施設整備を担当する市は08年度当初予算案に関連事業費2億8000万円を計上している。

 列車はディーゼル車にトロッコを2両ほど連結し、定員80人前後。30分おきに1日14往復させる計画。3〜11月の週末や祝日、春・夏休みの計130日間で、10万人程度の利用を見込んでいる。

 レトロ、和布刈両地区の年間観光客は03年の約392万人をピークに減少し、06年は約334万人。観光列車事業の収支計画は今後検討するが、同鉄道側は駅でのグッズ販売や広告収入などで年間1000万円前後の黒字を想定している。



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