ニュース4月1日からルール変更:一般カード利用のモバイルSuicaユーザーは、年会費が必要にJR東日本はモバイルSuica利用に関する変更点を発表した。ビューカード以外のクレジットカードを登録して利用している場合、4月1日以降は年会費1000円が必要になる。2008年02月19日 20時02分 更新
JR東日本は2月14日、「モバイルSuicaに関するお知らせ」として、3月15日以降モバイルSuicaを利用する際の変更点を発表した。主な変更点は以下のとおりだ。
VIEWカードユーザー以外は、モバイルSuicaの年会費が必要に最も大きな変更は、クレジットカードを利用してモバイルSuicaを利用している場合の年会費だ。モバイルSuicaは当初JR東日本が発行するクレジットカード「VIEWカード」のユーザーだけが利用できるサービスとしてスタートしたが、2006年10月以降、一般クレジットカードでモバイルSuicaが利用可能になっている(参照記事)。 現在は「初年度無料キャンペーン」として、どのクレジットカードでも年会費無料でモバイルSuicaのフル機能を利用できるが、4月1日以降は、VIEWカード以外のクレジットカードを登録している場合は年会費1000円が必要になる。 ただし、すでに一般クレジットカードを登録してモバイルSuica会員になっている場合は、「モバイルSuicaの年会費支払いに同意しない」を選択することもできる。この場合、EASYモバイルSuica会員(参照記事)と同等になり、電車・バスに乗る、電子マネーで支払いをする、ネット決済を行うなどはできるが、その他の機能が利用できなくなる。また、クレジットによるチャージができないので、コンビニなどでの現金チャージや、オンラインバンクからのチャージ(手数料が必要)で利用することになる。 なお、VIEWカードユーザーは4月1日以降も年会費無料でモバイルSuicaを利用できる。 3線にまたがる連絡定期券が購入可能に1枚の定期券で、JR線と連絡会社線(私鉄・地下鉄など)をまたがる区間に乗れるものを、連絡定期券と呼ぶ。これまでは原則として、JRを含む2社にまたがる連絡定期券は購入できるが、3社にまたがる連絡定期券は購入することができなかった。3月15日以降は、区間内にJR線を含み、発駅または着駅がJR線の駅であれば、モバイルSuicaで連絡定期券を購入できるようになる。 連絡定期券を発売する連絡会社が増えたほか、連絡定期券の乗換駅も追加されている。小田急電鉄の町田駅などこれまで連絡定期券の乗換駅とされていなかった駅(参照記事)で乗り換える場合でも、連絡定期券1枚にまとめられるようになった。
カッコ内は連絡線の駅名、※の駅は、2008年3月30日から追加
連絡定期券の発売範囲については、JR東日本が詳細な情報をWebに掲載しているので、そちらを確認してほしい。 →JR東日本:「連絡定期券の発売範囲を拡大します」その1/その2 モバイルSuica特急券サービスがスタート、「エクスプレス予約」との連携で東海道新幹線の利用も可能に3月15日午前5時半からは、新幹線にチケットレスで乗れる「モバイルSuica特急券」のサービスがスタートする(参照記事)。JR東日本管轄の新幹線(東北・上越・長野・秋田・山形)が対象で、携帯電話から予約でき、チケットを発券しなくても乗車できるほか、通常料金よりも平均9%安く新幹線に乗れるというもの。 また、JR東海・JR西日本が提供しているネット予約サービス「エクスプレス予約」の会員の場合、モバイルSuicaのアプリに「東海道新幹線(エクスプレス予約)」というメニューが追加されるサービスも3月15日からスタートする。モバイルSuica1台で、在来線と東海道新幹線の乗り換えをシームレスに行えるようになるのがメリットだ。 関連記事
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