モデル住宅、宿泊体験型を強化――パナホーム、総合展示場は縮小2008/03/09配信
パナホームは総合展示場が中心だった住宅営業を見直し、宿泊体験型モデル住宅の展開を拡大する。2008年度から全国にある総合展示場の約1割を閉鎖、宿泊が可能なオール電化モデル住宅を20倍の100カ所に広げる。戸建て住宅市場が冷え込むなか、これまでの営業手法を見直す。
モデル住宅は分譲地に建設する。松下電器産業グループの最新製品のショールームの1つとして位置づけ、薄型テレビや冷蔵庫、洗濯機など一般的な家電に加え、ホームシアターや乗馬式運動器具なども備え付ける。 パナホームはこれまでオール電化住宅の普及のため、電力会社の用地にモデル住宅を設置してきた。実際の生活が体験できる点が好評なため大幅に増やす。 全国に約273カ所ある展示場は統廃合を進める。展示場内で熱や水が使えないため電磁調理器などを来場者に体験してもらえず顧客への訴求力が弱い面があったほか、郊外立地の場合は維持管理費の割に来場者が少ない問題もあった。統廃合で年10億円弱のコスト削減効果を見込む。
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